東大の中でもズバ抜けていた「筑波大学附属小学校」出身者。子ども時代に見せた天才の片りんとは
OTONA SALONE / 2025年1月17日 11時6分
元国税職員さんきゅう倉田です。39歳。東京大学教養学部の2年生です。
東大は、教授も学生も天才ばかり、授業は異様に進みが早いし、定期テストは難しすぎる。そんな東大生の中でも「他を圧倒するほどの天才」である筑波大学付属小学校出身者は子ども時代から天才だった!?をお伝えする【後編】です。
◀この記事の【前編】を読む◀◀◀こちらから◀◀◀
▶医学部の授業スピードは伝説レベル
医学部では、通常1年で学ぶ授業を「たった3カ月」で!?それでもやり切る
医学部の授業はさらに早く進む。東大は2年の前期まで教養を学ぶ。他の大学が6年で学ぶ内容に最大でも4年半しか与えられない。医学部の2年生に聞いたところ、通常1年で学ぶ内容を3ヶ月に圧縮されているらしい。
医学部では10月から後期の授業が始まって、12月には定期試験を受ける。
これはかなり特殊だ。2年の後期では定期試験は2月の頭に行われることが一般的だ。医学部だけ12月で、その分授業のペースも早い。
学生にとって早くとも、東大医学部の教授たちは気にもとめない。医学部の教授はもれなく天才だし、学生も他大生から見たら天才だ。およそ120万人の同世代の中で東京大学理科3類に入るのはたったの100人。1万分の1にも満たない。
賢い人間全員が東大に入るわけではないし、全員が医者を目指すわけではないから、上位300人くらいかもしれない。
そんな彼らでも難しい授業。それが毎年繰り返されるのは、なんだかんだ言っても、ほぼすべての学生が目標値を達成できるからだろう。
▶東大生は実際、期待外れなの?「賢いだけでしょ」
東大生は期待外れと揶揄されがち。「賢いだけでしょ」でも実際は…
東大生はみんな賢いが、世間からは過小評価されているように思う。「賢いだけ」と思っている人もいるし、「東大生なのにこんな簡単なこともできないのね」と揶揄されることもあるだろう。
あなたがたまたま出会った東大生が特定の分野で力を発揮できなかっただけで、ほとんどの東大生は多くの分野で活躍できる。
彼らの持つ賢さは、判断力や論理的思考力、圧倒的記憶力などの統合で形成されているが、そういった能力は社会に存在する多くの分野で有効だ。
商社やコンサル、国家公務員総合職が採用に当たって学歴を考慮するのは、個人の能力を見抜くことの難しさやコストだけでなく、学歴と能力の相関を信じているからだろう。
東大の友人の中でも、きらりと輝く天才はほんの一握りしかいない。
筑波大学附属小学校出身の友人がいる。言わずと知れた筑波大学の附属である。小学校の入試では毎年4000名程度が受験するそうだ。3回の選考によって合格者は120名程度に絞られる。
ただ、選考方法が変わっている。
▶名門「筑波大学附属小学校」出身者。ほかを圧倒する天才の過去とは?
東大生の中でも他を圧倒する「筑波大学附属小学校」出身者。天才たちの過去
まず、一次選考が抽選だ。運が悪いと試験を受けることもできない。
二次試験では、①図形などを扱うペーパーテスト、②紙や紐、のりなどを使った集団テスト、③クマ歩きと呼ばれるU字型のコースを進む運動テストが行われるらしい。
そこで良い成績を残しても、三次選考でまた抽選がある。
ぼくの友人は運と実力を兼ね備えて、筑波大学附属小学校に入学した。当時の試験の様子を今でも覚えているという。
まず②のテストでは、周囲の子供より圧倒的に早く完成させたそうだ。そのとき思ったことは「加点だな」。当時からそういう概念と言葉を習得していたことが彼っぽい。
さらに③のテストでも周囲を凌駕した。そのときの感想がやはり「加点だな」だった。
6歳で周囲の状況を見て「加点だな」と思える。天才は子供の頃から天才なのだ。
筑波大附属小学校の児童は全員が系列の中学校に進学するわけではない。多少の出入りがある。
高校から筑附に入った別の友人は、小学4年生のときに日本にやってきて、日本語を完全に解するようになった中学生の頃には、「日本人頭悪いな」と思っていたらしい。それくらい同級生と差を感じながら、高校受験をして難関の筑波大附属高校に入り、東京大学に入学した。
程度の差こそあれ、他を圧倒するほど賢い人間が東京大学に入る。そのことや彼らの仕事の能力は間違いなく世間一般に過小評価されている。
『お金持ちがしない42のこと』さんきゅう倉田・著 990円(10%税込)/主婦の友社
さんきゅう倉田さんの連載をまとめた電子書籍。kindle unlimitedメンバーなら無料で読めます!
≪芸人・元国税局職員 さんきゅう倉田さんの他の記事をチェック!≫
この記事に関連するニュース
-
東大の中でもズバ抜けていた「筑波大学附属小学校」出身者。子ども時代に見せた天才の片りんとは
OTONA SALONE / 2025年1月17日 11時5分
-
東大生は「変人」で「コミュ力が低い」?同級生の「失礼発言」から考える。世間が「東大生は変わり者」イメージを持つ理由とは
OTONA SALONE / 2025年1月10日 11時5分
-
なぜ東大生は「議論が得意」なのか。彼らが凡人より飛び抜けて「とても短い時間で」できることとは
OTONA SALONE / 2025年1月3日 11時6分
-
東大生が行った「ある復讐劇」。突如、構内に「1日限りの某有名ハンバーガーショップ」があらわれた理由とは
OTONA SALONE / 2024年12月27日 11時5分
-
「東大合格者」は、「英検何級」を「いつ取った」のか。入試英語の点数との意外な相関関係とは
OTONA SALONE / 2024年12月20日 11時6分
ランキング
-
1「やめて…逆走自転車」 何でもアリじゃないのに…無法地帯状態!? 取り締まり強化も違反行為跡を絶たず! 道交法での扱いは?
くるまのニュース / 2025年1月17日 16時40分
-
2インフルエンザ猛威、要因はコロナ禍で流行しなかったことによる免疫力低下か…子どもの脳症に注意
読売新聞 / 2025年1月17日 14時32分
-
3「フジテレビの疑惑」は氷山の一角である…女子アナがいまだに「大物芸能人の接待」に利用される本当の理由
プレジデントオンライン / 2025年1月17日 20時45分
-
4「高価な家電は使うな」移住先の“謎ルール”に困惑した32歳女性「ドラム式洗濯機や42型以上のテレビ」がNG。破った結果…
日刊SPA! / 2025年1月16日 15時51分
-
5保冷剤って、増えると捨てがちだけど…意外な活用方法 消臭、ボディケア…プロが教えるライフハック話題
まいどなニュース / 2025年1月17日 7時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください