娘が語り始めた「気持ち」にドキッ。暴力はもちろん悪いけれど、そこには断罪できないほどの想いがあって
OTONA SALONE / 2025年1月29日 11時1分
こんにちは、ライター・岡本ハナです。私の長女は、ADHDと強迫性障害を併せ持ついわゆる発達障害児ちゃん。小学校4年生(10歳)のころは、定期的な通院と療育で、少しずつ落ち着いた生活を送っていました。
しかしある日、小学校から一本の電話が。それは、これまでで一番衝撃的な内容でした。
長女が同級生に飛びかかったその理由は、いじめられていた友達を助けたかったから…。でも、手を出すのはいけないよね、と葛藤するハナさん。本記事はその【後編】です。
長女が語った「胸の内」は 次ページ
「友達を泣かせたくなかった」
長女が帰宅したら、話をしよう。と家で待っていた私。その後、話し合いをしました。長女によると、「男の子がサキちゃん(長女の友人)の容姿をからかっていて、何度言ってもやめてくれないから、つい手がでてしまった」のだそうだ。
「自分のことだったら我慢できるよ。だってわたしは、口では負けないもん。でも、友達のことは……我慢できないんじゃん!あのままだったらサキちゃん泣いてたよ?」
イジメにつながるような行動は、誰か止める人がいないと他の人を巻き込んでエスカレートすることもある。だから、これでもうサキちゃんを悪く言う子はいなくなったんだと、安心したような顔つきすらしていました。
この長女の「友達を思いやる心と正義感」を、そのまま「衝動性」という言葉で片づけてしまっていいのだろうか。
先生からは「自分と関係ないことに口をはさまないように、気持ちを抑えて」と指導されてはいるけれど。
私は、暴力はいけないということを改めて本人に伝えたものの、心の奥底では長女の正しさを感じていました。この突発的な行動でひとり救われたのでは……という気持ちがしてなりません。
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