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めまいと呼吸困難で緊急搬送された48歳女性「これも更年期障害なの?」安定剤を処方され、2ヶ月休職することになったけれど

OTONA SALONE / 2025年2月2日 11時0分

閉経の前後5年を一般に更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は一般的には50歳といわれていますが、新しい研究での平均値は52.1歳とされています。となると、47~57歳の世代は更年期に当たる人が多くなります。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。

私ってもう更年期なの? みんなはどうなの?

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)

【100人の更年期#114】前編

◆ナツキさん 51歳
茨城県在住、大手住宅メーカーに勤務。娘と娘の夫、孫2人と一軒家に同居。50歳の彼氏とは週末婚状態。病院通いに付き合ってもらったり、散歩に出かけたりしている。

最初に違和感を覚えたのは42歳のとき。気楽に考えていたら…

私が最初に更年期の症状を感じたのは、42歳のとき。それまで何でもなかったようなことにイライラが募って、おかしいなって。さらには、突然カーッと熱くなって、すぐ治まる。そんなことが何度となく続いていました。でも、まだ42歳だから、更年期の症状だとは思わなかったのです。 それでも、この変化は、よく聞く更年期障害の症状と同じだなと感じていました。

当初は、イライラは放っておけば治まるし、ホットフラッシュもときどき起こる程度。「これが更年期なのかな、どうなのかな」くらいな感じで、深刻には捉えていませんでした。

 

プラセンタを打って症状が和らぐも、3年後には効かなくなった

44歳になった頃、肩こりがひどくなり、ときどきめまいが起こるようになっていました。友達が「プラセンタがいいよ」と教えてくれたので、週1回の頻度でクリニックでプラセンタを打ち始めました。

それから3年間くらいは、プラセンタを打ったあと2日間くらいは症状が和らいで楽になる状態に満足していましたが、47歳を過ぎてからは、プラセンタの効果が薄れていきました。のぼせ、強いめまい、頭痛、不眠、動悸、気分の落ち込み、呼吸の乱れ……。ひどいときは息ができなくなって、呼吸の仕方が分からなくなるほどでした。さらには、のどのつかえ感があって、不快が常態化していきました。

 

ある日、呼吸困難で緊急搬送されてしまった

47歳のとき、さまざまな症状が出始めたため、心療内科を受診しました。医師からは「更年期障害でしょう」と言われました。その心療内科では漢方薬を処方していたので、「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」を処方してもらいました。のどがつかえたような感じがするときに処方される漢方薬で、私には合っていると思いました。また、めまいを抑える漢方として「五苓散」も処方してもらって、これもある程度、効果があるかなと思いました。

48歳のときには呼吸の乱れが出始めました。ある日、仕事中に激しいめまいと呼吸困難に襲われて、緊急搬送されてしまいました。パニックで呼吸の仕方がわからなくなったのです。そのときはきちんとした診断名は付けられず、「疲れが溜まっていたのでしょう」と言われて、点滴を受けたあと、すぐ帰宅しました。その後も体調は芳しくなかったため、通っている心療内科に相談すると、「適応障害」と診断されます。安定剤や頓服(症状が出たときに服用する薬)を処方され、2カ月会社を休職するうちになんとか復活して、その後慣らし出勤をして半年かけて、やっと復職できました。

 

本編では、42歳で更年期症状が出始めたナツキさんが、プラセンタや漢方薬を飲み始めて効果はあると実感しつつも、めまいと呼吸困難で緊急搬送されたお話をお届けしました。▶▶呼吸困難で緊急搬送されたあとも不調が続き…。50歳でホルモン補充療法をスタート では、ナツキさんを襲った新たな「原因不明の不調」と、50歳になってスタートしたホルモン補充療法で手応えを感じた話についてお伝えします。

 

 

≪ヘルスケアライター 野添ちかこさんの他の記事をチェック!≫

 

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