#89 婚活1年8カ月で感じた「独女の不安」とは?【40代編集長の婚活記】
OTONA SALONE / 2018年4月18日 17時0分
40代の婚活は厳しい道のりだと聞いてはいたけれど、まさかこんなにも大変だとは……。44歳の夏に婚活を始めて1年8カ月。ついに46歳を迎えたOTONA SALONE編集長・アサミ。婚活アプリで出会ったシングルファーザーの男性・メガネさんともご縁はなかったようで……。
これは40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。
1年8カ月の婚活歴を振り返ってみる
この1年8カ月で6人の男性とデートをして、誰とも結婚どころか、交際にすら至っていない。
初めての婚活相手・エリートさんには、1回目のデートで説教をしてフラれた。
2人目の婚活相手・メンノンさんには、年齢的に上すぎて無理だと言われた。
3人目の婚活相手・ホワイトさんには、キミは選り好みしているから結婚できないと捨て台詞を吐かれた。
4人目の婚活(?)相手・モトカレは、結局奥さんのもとへ戻っていった。
5人目の婚活相手・ベンゴシさんは、ただの飲み友達になってしまった(ちなみに今年、再婚したとか)。
6人目の婚活相手・メガネさんは、シングルファーザーと判明したことをきっかけに、価値観の違いが露呈した。
このままでいけば、恋人いない歴はまもなく9年に突入する。
急におとずれた、漠然とした不安
メガネさんとは「お付き合いをしない」と決めたのは自分。メガネさんに「もう会いません」と言ったのも自分。
この選択に後悔はないし、この別れに涙することもない。けれど、なんなのだろう……。漠然とした不安がこみ上げてくる。
それは「これから先、私とお付き合いする男性があらわれるのだろうか?」という不安。
「そもそも男性を好きになれるのだろうか?」という不安。
6人の男性と婚活デートをしたけれど、結局のところ誰ともうまくいかなかったし、どの男性に対しても「好き」という気持ちがわいてこなかった。
婚活市場における、46歳の需要
この春、またひとつ歳を重ね、私は46歳になった。
45歳の時でさえ、婚活アプリでアプローチしてくるのは60歳オーバーか、外国人の男性ばかりだった。同世代で初めて連絡をくれたのが、メガネさん。でもそんな彼は、子供と一緒に暮らしていることを隠して近づいてきたわけで……。
婚活アプリで痛感させられた年齢の壁。40歳からは1歳刻みで大きな壁が立ちはだかっていた。45歳の壁より、46歳の壁のほうが……残念ながら高いのが現実だ。
46歳になった私は、45歳のときよりもたぶん需要がないという不安。
婚活アプリで結婚した人もいるけれど
それに婚活アプリにも、ちょっとネガティブな気持ちになってしまった。
婚活アプリで出会って結婚に至ったという40代女性の知人がリアルにいる。知人の知人もいる。以前、OTONA SALONEで行った「婚活経験者」へのアンケートでは、「結婚相手や恋人と出会ったきっかけ」の第1位が、なんと婚活サイト・アプリという結果だった。
婚活アプリで素敵な出会いがないわけではない。それはわかっている。
だけど……。
婚活アプリに対する不安
そもそも私にアプローチをしてきたのは60歳オーバーの男性ばかりだし、同世代からアプローチがあったと思いきや嘘をつかれた。
とはいえ、婚活アプリもいろいろな種類があるし、独身であることや、年齢、年収などの証明書を提出させるところもある。それをちゃんとチェックすれば、嘘をついている人には出会わないのだろうけれど。
私が婚活アプリを続けても、いい出会いはないんじゃないかと不安になった。
写真とデータだけの判断って……
婚活アプリをやってみて、もっとも何か違うと感じたこと。それは男性のプロフィールをチェックしている「自分」だった。
ものすごく、イヤな自分に気がついた。
プロフィールの写真、年齢、職業、役職、学歴、年収、身長、体型……。結局、写真とスペックデータだけの判断で、相手に〇×をつけていた。
過去の恋人は、別にそんなことをチェックしてからお付き合いをしたわけではない。学校やバイト、仕事、知り合いに呼ばれた集まりなどで知り合って、何度も会って、話しているうちに仲良くなって……というものだ。
スペックデータで好きにはなれない
そして、結婚相手に求める8つの条件をあげたが、それには上記のスペックデータ的なものはひとつも該当しない。あえていうなら「経済的に自立していること」が職業に含まれるくらい。それ以外は、年収も学歴も身長もどうだっていいと思っている。
そう思っている私なのに、先に条件面だけ見せられるとそれだけで〇×をつけてしまう。まるでヒヨコの雄雌分別のように。まぁ、理想が高いのか、男性をあまり好きになれないのか、〇をつけた人もそんなにいなかったのだが。
婚活アプリで出会いを探すというのは、私にはしっくりこない。スペックデータを見てしまうと、「好き」という感情がわいてこない気がする。私の場合、もともと恋愛に低体温なだけに……。
やっぱりもっと……「自然な形」で出会いたい。
「あれもダメ、これもダメとか言ってるからキミは結婚できないんだよ」。私に捨て台詞を吐いたホワイトさんの言葉が、また脳裏をよぎる。本当にその通りなんだけれど。
メガネさんとサヨナラして以来、仕事の忙しさもあいまって、またなんの婚活もしていない休活状態になっていた。私には「もう出会いさえないんじゃないか」という不安がこみあげてきていた……。
【不安だらけなのに、なんの婚活もしない40代独女。次なる出会いはあるのか? 来週4月25日(水)17時をお楽しみに!】
【前回はコチラ】
#88 「この人、なんか違う」と婚活相手に感じたワケ【40代編集長の婚活記】
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≪OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫
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