「10kgやせ達成まで何を食べたか?」断糖ダイエットのメニューとは【40代ダイエット奮闘記#3】
OTONA SALONE / 2018年12月6日 19時0分
長年、自分に甘く生きてきて、体重三桁を目前にして体調は自分史上、最悪……。そんなときに舞い込んだダイエット体験モニターに飛びつき、「最初で最後の本気ダイエット」を決意した独女こんどう。40代といえば女性としてカラダが大きく変わるお年ごろである。遅れてきたダイエッターは結果を出せるのか!?
断糖ダイエットを始めて1週間。痩せるよりも何よりも周囲をザワつかせたのが、まさかの「美肌」効果!? 40代のカラダは確実に変化していた。
(前回の話はこちら)
糖質と「肌」の関係って?
思い返せば20代のときって普通にガンガン肌を焼いていたっけ。30代になってもスキンケアをサボったため、しっかり「シミ」というツケを払っている(涙)。そんな頑固なシミが消えたわけではない。美肌に見えた理由は“ハリ”と“ツヤ”がアップしたからだった。
断糖と肌の関係についてドクターに聞いてみた。
ドクター「断糖すると肌のハリやツヤが良くなって、肌がきれいになります」
肌にとって大切な栄養素であるコラーゲンは糖と結合することで硬くなり、皮膚を劣化させる。また、糖はAGEs(終末糖化産物)という老化物質をたくさん作るため、糖質を摂れば摂るほど肌の老化は進んでしまうという。
さらに、お肌をピチピチにしてくれた功労者が「ビタミンC」。
断糖期間中は、糖質の高いフルーツや野菜は極力控えるため、不足するビタミンをサプリメントで補っている。私もビタミンCのサプリメントを毎日飲んでいる。
ドクター「断糖中は意識的にビタミンCを摂るため、肌への効果があると思いますよ。また、副交感神経が優位になるので肌にとって良い状態にあると言えますね」
なるほどねぇ。
それにしても、糖質の摂りすぎっておデブになるだけじゃなくて、老化も早めていたなんて。ひえ~。
不自由な料理がストレスに……
期待していなかったお肌の変化に気を良くしつつ、断糖ダイエットは粛々と継続中。
最初は料理好きということもあって「限られた食材」でいろいろと工夫しながら料理するのが楽しかった。課題をクリアしていくような気分だった。
それが、1週間……2週間となると、とたんに楽しくなくなってきた。
だって、アレもダメ、コレもダメ。特に野菜を自由に使えないことが窮屈になってきて、料理をしていてもまったく楽しくないッ!
トマトとか玉ねぎとか根菜類とか、美味しい出汁になる野菜って、ほとんどが糖質高め。わかっていたこととはいえ、うぬぬぬ……。
好きだった料理がいまはストレスのもとになってきた。
このままではケイゾクが難しい??そこで、なるべく料理の面倒を減らすことにシフトチェンジすることに。
落ち着いたのが、作り置き&ワンプレート。
土日に1週間分を仕込むことにした。食材もあれこれ悩まないようにほぼ固定。
メイン:主に鶏むね肉、豚ロース。ときどき鶏もも肉
副菜:もやし炒め、大豆のマリネ、アルファルファ・ブロッコリースプラウト。ときどき舞茸。
お肉類は基本、低糖質なので安心だけど、野菜は注意が必要だ。細かく糖質を調べたり計ったりするのが面倒くさいので、もやしとスプラウトに種類限定。
ローカロリー食材の定番キノコ類も糖質という視点で見ると要注意。エノキや干し椎茸は糖質が高いのでNG。もっとも糖質が低い舞茸だけを食べることにした。
お肉は塩やハーブ、カレー粉などで味をつけておき、食べるときにフライパンで焼く。
もやしはお肉を焼いた後のフライパンでさっと炒めるだけ。舞茸も同じ。
大豆のマリネは、大豆の水煮を塩、白ワインビネガー、オリーブオイル、クミンパウダーで味つけし、大きな保存容器いっぱいに作り置き。
あとは、お皿に盛りつけるだけで「断糖ワンプレート」の完成!朝食と夕食はワンプレートに決めることで気持ちが楽になった。
1.鶏むねプレート
鶏むねは乾燥オレガノと粉チーズでイタリアンに。
2.鶏ももプレート
カレー粉と少量のヨーグルト&味噌に漬けてタンドリーチキン風。
3.豚ロースプレート
余裕があるときは卵焼きや高野豆腐の煮物をつくったり、冷ややっこをつけるときも。
ランチはお弁当を断念し、コンビニを頼ることにした。
会社の1階にあるファミマで、チキンステーキや焼き鳥、ゆで卵、豆腐を購入。ドクターにはNGと言われたが、冷凍の枝豆もけっこう食べた。あとはスープ代わりに白湯をしっかり飲んで消化を高める。500ccのマグボトルにお湯を入れ、夕方までに飲み干すようにした。
断糖3週間目。
体重は86.5kg。なんとマイナス5.5kg!
ダイエット中の食事で大事なのは、歯ごたえだとわかった。
鶏むねや豚ロースはナイフとフォークで小さくカットしながら食べた。しっかり噛むから満足感はバツグン。乾燥ハーブやカレー粉などで味つけを変えれば、食材が同じでも飽きずに美味しく続けられた。
さっと炒めたもやしはシャキシャキで、スプラウトはパリパリモシャモシャ。こちらも十分に歯ごたえが楽しめた。
大豆のマリネは酸味があるので味のバランスを取ってくれて、フォークの背でつぶしてお皿に残った肉汁を吸わせて食べるとめちゃくちゃ美味しい♡ 大豆がさらに満腹にさせてくれた。
カロリー制限のダイエットとは違う、大好きなお肉をしっかり食べられる「断糖ダイエット」にはひもじさがない。
カラダがすっかり断糖モードに慣れたからか、ごはんやパスタなど、これまで際限なく食べていた炭水化物への強烈な欲求はなくなったように思う。白めし3杯とか、パスタ大盛とか、過食の日々がウソのようだ。
そういえば、食後の定番おやつだったポテチも一度も食べていない。マンション1階がコンビニなのに!
このまま順調に進んでいくように思えた断糖ダイエットだったが、3週間すぎたあたりから、これまではとは違う欲求がムクムクと湧き出てきた。
あ、甘いものが食べたい!!!!
もともと甘党ではない。スイーツよりもポテチとか柿ピーとか、しょっぱいもの優先。スイーツは頂き物をありがたくいただくぐらいで、あってもなくてもどっちでも、のはずだったのに。
ここに来て、まさかの甘い物渇望って……。
どうなる!? 断糖ダイエッター。
【連載・こんどうきょうこの40代ダイエット奮闘記 隔週木曜19時更新中!】
2・「最初の3日で10㎏やせが決まる」断糖ダイエットのやりかたとは
3・「10kgやせ達成まで何を食べたか?」断糖ダイエットのメニューは
≪ダイエッター/編集者・ライター こんどうきょうこさんの他の記事をチェック!≫
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