9000件以上の悩みに答えてきたカウンセラーが教える「上手くいく夫婦が行う5つの習慣」
PHPオンライン衆知 / 2024年8月19日 11時50分
この人が大好き、という想いだけでうまくいく新婚からの数年を過ぎると、お互いのアラも見え出し、だんだん夫婦間にモヤモヤする出来事が起きるようになってきます。子どもを授かることによる生活の大きな変化や、お互いの仕事の状況など、きっかけとなることはいろいろあります。
そのような中でも夫婦間の関係を賢く良好にできる秘訣とは何なのでしょうか。自身でも「ダメ夫」を「神夫」に変えた夫婦問題カウンセラーの河村陽子氏が、「夫婦関係修復メソッド」でお答えします。
※本稿は、河村陽子著『うちの夫を「神夫」に変える方法』(青春出版社)の一部を再編集したものです。
夫への感謝が確実に伝わる方法
感謝されるのって、誰にとってもすごいモチベーションになります。徹底してほしいのは、わかりやすく短く伝えること。子どもにお使いを頼んだとき、帰ってきたらその場でパッと感謝するイメージですね。音とジェスチャーを活用するのもいいですね。
私もよくやっているのは、
「ケーキ買ってきてくれたの? めっちゃうれしい!」
「パパがリビングに掃除機かけてくれた〜!」
と、パチパチ手をたたくことです。音を出すと夫は目線をこちらに向けますから、大きめの声で盛り上げ、最高の笑顔で感謝を表現してみてください。確実に伝わりますよ。
何をほめているのかを具体的に言うのも効果的です。
たとえば、
「あなたのそういうちょっとした優しさが、私、すごく好きなの」
「あなたが穏やかに話してくれるから、とっても心が和むんだよね」
こんなふうに胸を打つ言葉で。
「どう言われたら喜ぶかな?」と気持ちを想像してあげられる妻には、夫のほうも、もっと何かしてあげたいと思うものです。
スキンシップしていますか?
うまくいっている夫婦は必ずスキンシップしています。最近してないわ、という方は、何かにつけて、ちょこっと夫に触れることから始めてみましょう。
たとえば朝、おはようを言うとき、肩をポンと叩いたり、何かを渡すとき、少しだけ指先に触れたり。ベタベタさわるんじゃなく、湿度を感じさせない程度に一瞬だけ、です。
もしも「はっ?いったい何?」って顔をされても落ち込む必要はありません。今日の夫の気分はスキンシップに対応できなかっただけで、明日は新しい一日ですから、また気分が違います。
スキンシップを躊躇する気持ちになってしまうなら、日をあけてトライすればOK。柔軟にいきましょう。
時にはかわいい噓をつき、時には女優になりましょう
夫にあなたを追いかけさせるためには、時にかわいい噓をついてみてください。
「同僚の男性から2人で食事に行こうって誘われたんだけど、行ってもいい?」
夫の頭の中は、「同僚って誰だ?そいつとどういう関係なんだ?既婚者を誘うなんて、その男はいったいどういうつもりなんだ?」と混乱します。実際には誘われていなくてもかまいません。
夫の脳内を攪乱し、新たな興味を持たせることが目的なので、食事に行ったふりまではしなくても大丈夫です。
「高校の同窓会があるんだけどね、出席するか迷ってるんだ。元カレが来るらしいんだよね。私、行かないほうがいいかなぁ?」
と言うのもアリです。
コレ、夫は行くなとは決して言いません。元カレが来る場になんて行かせたくなくても、そう言ったら負けだと思うのです。元カレが来る、というのは噓でもいいんです。なんなら同窓会があること自体が噓でもいい。
「妻はまだまだ女として商品価値がある」と思わせられれば、マンネリ化に歯止めをかけられます。
マンネリ防止のコツ
妻に愛されている実感は必要ですが、男性は追われるより自分が追いかけることのほうが大好きな生き物。ずっとあなたを追わせるためには、時に心配させることも必要です。
クリスマスイブや自分の誕生日に、プレゼントがラッピングされていたとわかる包装紙やリボンをソファ近くのゴミ箱に捨てておく、というのをやりました。無造作な感じを演出しつつ、ブランド名なども見えるようにして。
実際はね、自分でダイヤのエタニティーリングを買ったんです(小声)。結婚指輪と重ねて毎日つけていたので、食事を出すときなどキラッと光って、案外、夫の目に入ります。
すると見ていないふうを装いながら、夫がチラッと指輪を見るのがわかるんですよね。でも、「その指輪、どうしたの?」とは決して言ってこないんです。プライド高いですね〜。絶対に気にしているくせに(笑)。
自立しすぎない
男性は基本的に、女性に頼られたい、必要とされたいと思う習性を持っていることを忘れないようにしてください。
妻が自立しすぎた結果、それまでは電球一つ替えるのも「あなた、お願い」だったのに一切頼らなくなったり、夫が家事をやったぐらいではお礼も言わなくなったりすることがあります。すると、家庭のなかでの夫の活躍の場が少しずつ減ってしまうんですよ。
私がよくクライアントさんにお話ししているのは、「夫に問題がなくなっても、夫に頼ることは継続してくださいね」ということです。
たとえ何でも自分でできるとしても、2日に1回は夫を頼ってください。3日に1回にすると、ついつい忘れてしまうので、2日に1回が正解。「昨日は頼ってないから今日は頼ろう」と意識する感じです。頼らなくなると、夫はテキメンに何もしなくなります。自発的に神夫な行動ができるようになっていても、です。
夫を頼ってお願いし、やってくれたらお礼を言って花を持たせてあげてくださいね。
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