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植物療法士がすすめる、睡眠の質が上がる「就寝前の2つの行動」

PHPオンライン衆知 / 2024年12月19日 12時0分

NeRoLi herb

体質の改善や、ストレスの軽減に役立つと言われる植物療法。なかでもハーブティーやアロマテラピーは手軽に始めやすいことから、身近なところにも浸透しています。植物療法士の菅原あゆみさんが主宰する「NeRoLi herb」はモデルやメイクアップアーティストなどからの支持が厚く、今冬には下北沢にあった店舗が表参道に移転するほどの人気ぶり。

菅原さんは著書『植物はどんなときも私の味方! 幸せになるためのハーブレシピ』にて、植物のすばらしさやハーブの底力を理解してもらいたいと語ります。同書から、ハーブを使った就寝前の習慣やストレスとの付き合い方を紹介します。

※本稿は菅原あゆみ著『植物はどんなときも私の味方! 幸せになるためのハーブレシピ』(世界文化社)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

 

西洋医学と植物療法の違いって何だろう?

一般的に出回っている西洋医学と植物療法(ハーブ療法含め、漢方、アーユルヴェーダなど)は、からだへのアプローチが異なります。西洋医学は投薬や手術といった方法で、からだの悪い部分を直接的に治療していくので、緊急性のある疾患に対して、すぐ対処でき、即効性があります。

一方、植物療法では症状の発生部位にアプローチするものも一部ありますが、どちらかというと体質にアプローチして根本から改善を目指します。そして、ひとつの症状だけではなく、同時にいくつもの症状を正常へと導くものでもあります。

また、副作用が起きる可能性が西洋医学に比べて少ない(まったく副作用がないわけではありません)のも特徴です。そして、病気を未然に防ぐために、日頃から疲れを溜めず抵抗力をつけておくという予防医学的な考えが植物療法なのです。どちらが良いとか悪いということではなく、個人個人の状態に合わせて選んでいくことが大切です。

西洋の薬は人工的に化学調合された物質がほとんどで、その多くはひとつの成分で構成されており、疾患や症状に強い薬理作用を示しますが、植物療法では天然の生薬を使います。

例えば、精油ひとつにしても、数十~数百種類以上もの天然の有機化合物が集まっています。女性が大好きなローズには、フラボノイド、タンニン、ビタミンCなどの成分が含まれ、主な芳香成分にはシトロネロールなどがあります。

そのため、ひとつの薬方で不妊、PMS、月経痛の問題から、下痢を抑えたり、口内炎やのどの炎症を抑える作用も期待されます。

ただし、病気の原因が特定でき、手術が必要な場合、緊急を要する重症の感染症などの場合には、一般的に西洋医学のほうが適していると言えます。

 

ストレスは敵か?軽いストレスはからだに良薬

現代社会を生きていく上で、ストレスを完全に回避するのは難しくなっています。特に女性は、仕事への適合性であったり、仕事と育児の両立、パートナーとの不和、セルフコントロールができないなどの悩みから、不調を感じ「NeRoLiherb」のカウンセリングにいらっしゃる方も多いように思います。

「しょうがないよね」と放置するのは本当に危険。気持ちが沈んで憂うつな気持ち、イライラする、息苦しさがある、なかなか寝付けない、はからだからのSOSなのです。それを無視し続けると、精神が不安定になったり、大病を患う恐れもあります。

ストレスが溜まったあなたのからだは、戦闘モード。ストレスで交感神経が刺激され、副腎髄質からアドレナリンの分泌が促されています。その戦闘モードを穏やかにするためにハーブティーを飲むことが大事だと私は思います。お店では、1日の水分の一部をハーブティーに切り替えて、常にからだを巡っている状態に保つことが重要とお伝えしています。

そのため最低でも1日350mL、通常では500~750mLを、1日で飲みきるペースをおすすめしています。ハーブティーは基本的にカフェインレス(マテ以外)なので、夜に飲んでも大丈夫。

ハーブティーの成分がからだに効果をもたらすことはもちろん、その芳香成分は自律神経のバランスを正常に戻し、交感神経優位の緊張状態から副交感神経優位のリラックス状態へと切り替えます。

ただ、ストレスは悪かというと、実は良いストレスもあります。例えば、新しいことを始めてみる、手芸に熱中する、筋トレをするなど、少々の負荷は変化に向けてのギアが入り、エネルギーやバイタリティを与えてくれるので、休息とともに取り入れれば、からだには良薬です。

うまくストレスと付き合いながら、しっかり休息を取る方法を、一度立ち止まって考えましょう。

 

就寝前は「スリー・グッド・シングス」で頑張ったからだに幸福感を

菅原あゆみ NeRoLi herb

突然ですが、みなさんは寝る前にどんなことをしていますか?まさかスマホを持って寝落ちなんてことしてないですよね?寝るギリギリまで明るい画面を見ていると、夜なのに交感神経が活性化されてしまい、自律神経が乱れてしまいます。

さらに夜にブルーライトを浴びるとメラトニンの分泌量は減少してしまい、結果、睡眠の質が低下して眠りが浅い状態となってしまうのです。眠りが浅くなると、翌朝の寝起きまで悪くなってしまいます。スマホは寝室に持ち込まないようにして、その代わり、3つだけ頭の中で、今日あったいい出来事を考えてみてください。

そう言うと、「3つもいいことなんかなかった」と嘆く方がいらっしゃるのですが、「今日の夕飯、おいしかった」「今日は遅刻しなかった」などでもいいんです。これは、1日頑張ったからだに幸福感を与えることなのです。

そのあとに、ラベンダー枕をお腹の上のみぞおちに置いて、腹部を温めてみましょう。翌日にはネガティブ思考が消え去り、前向きに捉えようという意識を持てるはずです。

 

○ 材料(1カ月分・使用するのはドライハーブ)

ラベンダー … 10g 米 … 1 合 巾着袋 … 1 枚

○ 作り方

巾着袋に洗ったお米を濡れたまま入れたあとに、ラベンダーを入れて、よく混ぜる。
(使う際に)レンジ500W で1~2分間ほど温めたら、できあがり。
※においがつくので保存用袋に入れると安心。

[ONE POINT]
ハイブランドの財布を購入すると必ずついてくる、小さめの巾着袋はお腹にジャストサイズ。そのようなものを活用してもいいでしょう!

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