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《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」

NEWSポストセブン / 2024年5月10日 19時5分

被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者

「閉まっている扉をドンドンドンと叩きながら、開けようとしている不審な男がいたんです。ドアノブもガチャガチャといじっていた。ジーパンをはいた中年の男性でした」──5月8日未明、東京都・新宿の60階建てタワーマンション1階で起きた刺殺事件。被害者の平澤俊乃さん(25)は過去に和久井学容疑者(51)からストーカー行為に苦しんでいたことも明らかになっている。

 一方の和久井容疑者は趣味だった貴重な車やバイクを手放して1000万円以上の金銭を用意し、平澤さんに「貸した」と供述。今回の犯行時にも「カネ返せ」と怒鳴る姿が目撃されていた。大手紙社会部記者が解説する。

「和久井容疑者は事件発生の数時間前から平澤さんの住むマンション付近で待ち伏せし、1階にあるコンビニから出てきたところを追いかけて、2本の果物ナイフを使用して襲ったとみられています。

 2人が知り合ったのは4年ほど前。平澤さんが経営していたガールズバーに、客として和久井容疑者は通っていました。容疑者は2年半ほど前にも平澤さんへのストーカー行為で逮捕されていますが、警察には『(平澤さんに)多額の金を渡しているが返してもらえていない』などと相談していたこともわかっています。金銭問題が背景にあるとみて捜査が進んでいます」

被害者は18歳から銀座で夜職

 25歳という若さで殺害された平澤さん。本人のSNSを見ると、18歳のころから銀座のキャバクラで働き始めていたことが窺える。

「18歳の時銀座で働いていた時には相手にされず1日席に付けてもらえない日、数えきれないくらいあった」(原文ママ)と始まるSNSの投稿。苦しみながらも20歳にして店のエースとなった平澤さんは独立し、オーナー兼プレイヤーとして上野の繁華街に店舗を持った。平澤さんが当時オープンした店舗の近隣の男性店長が明かす。

「お店は2021年の12月28日にグランドオープンしました。お店に開店祝いの花が集まりましたが、その中に和久井という名前もありました。容疑者の男性が贈ったんでしょうね。ママは顔も小さいしウェストも細い、スタイルの良い女性でした。お店はキャバクラのような感じで、女の子は7~8人いたと思います。インスタで、店が1000万円とか2000万円の売り上げがあったとか書いていたのを見ましたし、最初のころは繁盛していたようでした」

 当時はコロナ禍で、入り口の扉を開けて営業していた際には、シャンパンを開ける音が連発して聞こえてきたという。シャンパンタワーを設置する業者が呼ばれていることもしばしば目撃されていた。平澤さんは「うるさくてすみません」と男性店長に丁寧に謝ってきたこともあったという。

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