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【世界中で猛威を振るうトコジラミ】日本にいる多くは薬剤耐性を持つ「スーパートコジラミ」 集合住宅では隣家から侵入するリスクも

NEWSポストセブン / 2024年7月12日 11時15分

 夜行性で吸血する特性上、トコジラミが最も多く繁殖するのは寝室だ。洋室ではベッドフレームのボトム裏やマットレスの縫い目、折り目などを好み、室内のあらゆる隙間に潜んでいる。

 しかし、マットレスなどの大物は乾燥機に入らないなどの難点も。そのためトコジラミを防止するシーツなどのほか、「水洗い」が可能なマットレスに注目が集まっているという。

 パリ2024オリンピック・パラリンピックの選手村に提供される寝具は、実は日本の寝具メーカー『エアウィーヴ』製。マットレスは中材が3分割になっていてカスタマイズでき、独自素材のエアファイバーは通気性が高く、水洗いも可能だ。

 ダニを例にとると、繁殖培地が散布された寝具5種類を水洗いして比較した結果、エアファイバーは「ダニ」「アレルゲン量の低減率」いずれもトップの除去効果が確認された(日本環境衛生センター調べ)。

「東京五輪に続き、パリ五輪でも同社の寝具が採用されることになりました。万が一トコジラミが入り込んでも、洗い流せるのはほかの寝具との大きな違いです。水洗いできる清潔なマットレスは、選手や五輪関係者にとってもメリットでしょう」(スポーツ紙記者)

 トコジラミの成虫は5〜8mmと目視が可能だが、1匹ずつ見つけてつまみ出すのは至難の業。水で一気に洗い流すのは、家庭でも比較的簡単にできる対策といえるだろう。

 来年には大阪・関西万博も控え、さらなる人流が予想される日本。トコジラミの存在を知らない世代が増えたことで放置され、被害が広がってしまうケースもある。まずはよく“敵”の生態を知ること。疑わしきムシを自宅で見つけたら適切な対策をして、今年の夏を乗り切りたい。

※女性セブン2024年7月25日号

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