佳子さま、「3000円青ニット国際親善」の問題点をギリシャ研究の権威が指摘 「軽く扱われた」と誤解された可能性、修道院でのパンツ姿も「冒険する必要はない。周囲が気を配らないと」
NEWSポストセブン / 2024年7月20日 11時15分
実際、ギリシャ訪問2日目に修道院を訪れた佳子さまは、「なにか温かい気持ちになりますね。だから信者の方たちがお集まりになるんですね」と、その場で体感したご感想を述べられた。ただ、そうした佳子さまの公務に対する献身の一方で、宮内庁の情報発信には物足りなさも感じたという。
「佳子さまの修道院ご訪問時には、ギリシャの現地メディアの取材がありませんでした。日本のお金で、ギリシャ人の精神に大きくかかわる文化財を日本人が主導して修復、再生させたという事業がある。ギリシャと日本はそうした文化交流をしていて、そこに日本のプリンセスが訪ねてきたとアピールする格好の機会だったのに、現地での取材がなかったのは残念でしたね」
今年4月にインスタグラムを開設するなど、宮内庁の情報発信は改革の途中だが、こうした宮内庁の姿勢にはメディアからも疑問の声があがる。皇室担当記者が語る。
「6月の天皇皇后両陛下のイギリスご訪問に関しても、宮内庁から詳細な日程や面会相手の情報などがご訪問直前になってもなかなか出なかったりと、広報対応が後手に回っていた。同行した記者たちからは、正確な報道ができないといった不満の声があがっていました」
さらに、木戸氏は佳子さまの海外訪問に際し、その服装ばかりに注目が集まる現状にも警鐘を鳴らす。
「佳子さまのお召し物が素敵だとか、いくらで売っているという話が盛大に報じられましたが、それもいかがなものか。実際、国際親善の場では、“庶民的だからよい”というわけではありません。というのも、ギリシャ人は『装い』で人を判断するところがあるからです。フォーマルな会は当然、自分にとって大事な場面にはきちんとした格好で行くし、逆にラフな格好で行くとそれなりの対応をされてしまいます。
佳子さまが表敬訪問された際、ギリシャの首相夫人が軽装で迎えたと話題になり、佳子さまが『軽んじられた』ともいわれましたよね。私は佳子さまがアクロポリスを訪問された際の服装が影響しているのではと思うのです」(木戸氏・以下同)
“軽く扱われた”と誤解した
訪問1日目の5月26日、首都アテネのアクロポリスにあるパルテノン神殿を訪れた佳子さまは、ブルーのサマーニットをお召しだった。そのニットが約3000円というプチプラ価格だと報じられると多くの反響を呼び、ニットは飛ぶように売れたという。
一方、2日後の28日に首相夫妻と懇談した際、鮮やかな着物姿で臨まれた佳子さまに対し、首相夫人はブレザーにボタンダウンシャツ、下はチノパンに垂れ下がったベルトというカジュアルスタイルだった。
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