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有識者が選ぶ「ポスト岸田に選んではいけない政治家」ランキング 石破氏は裏切りの過去、高市氏は細かすぎ、上川氏はアドリブ苦手…それぞれの厳しい評価

NEWSポストセブン / 2024年7月25日 10時59分

 静岡県知事選の応援演説で「この方を私たち女性が生まずして何が女性でしょうか」と発言して批判を浴びた上川氏についても、「官僚人事では好き嫌いが激しく、意に沿わない官僚は飛ばす。国会質疑で野党議員から『上川外交に大いに期待している』とエールを送られてもうまく自分の言葉で返せない。アドリブが苦手なタイプ。首相の座が担える器には思えない」(宮崎氏)との評だ。

 ワースト上位に名前の挙がった政治家たちは、「選挙の顔」にはなれても、総理大臣として国の舵取りを任せるには実力不足との評価だった。

 これまでの自民党総裁選は、派閥の談合で流れが決まり、所属議員たちは派閥の親分が決めた候補に投票してきた。だが、麻生派以外の派閥は解散を決定しており、今回は「派閥の締め付け」が利かない初めての総裁選となりそうだ。それゆえ、小林鷹之・前経済安保相や斎藤健・経産相ら若手・中堅にもチャンスが生じうる。

 一方で、自民党の議員たちは従来以上に、「誰に投票すれば自分が選挙で生き残れるか」という選挙の顔選びに走る可能性が強い。

 国民は総裁選の投票権はないが、もし、自民党議員たちが“我が身可愛さ”で国を危うくするような総裁を選ぶようなら、来る総選挙で国民から手痛いしっぺ返しを受けると知るべきだ。

(了。第1回から読む)

※週刊ポスト2024年8月2日号

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