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「今から演じるのが楽しみです」帝国劇場『レ・ミゼラブル』出演の小林唯が語った高校時代の「進路変更」と現在の「意外な趣味」

NEWSポストセブン / 2024年8月2日 17時30分

 木材や鉄脚を購入し、塗料を塗って、削って、ビスで接合して……作り出すとこだわりが止まらなくなって、鉄のワッシャーを噛ませて高さ調整したりして、気付いたら何時間もずっと集中していました(笑)。幅1.5メートルのテレビ台やナイトテーブルも作りました。こだわりは丈夫なこと! 重厚で、ダークウォールナットカラーで統一しています」

──集中力がすごいですね。

「ひとつのことに集中するとリフレッシュします。最近はキャンプを始めて、たき火を眺めると癒やされます。同じ事務所のピアニスト・大貫祐一郎さんはサウナ好きだそうなので、一緒にいったらキャンプサウナができるな、なんて話しています」

──8月にはコンサート「小林唯1st Concert 『Link』」を開催します。大貫さんはそのコンサートで音楽監督・ピアノを担当される方ですね。

「はい。新しい出会いに恵まれています。コンサートは初めてなので、自分の得意な歌を通して積み重ねてきたものをお届けし、お客さんに楽しんでいただけたら、と思っています。ステージに立ったとき、どんな気持ちになるのか……想像するとワクワクします」

──そして、年末にはミュージカル『レ・ミゼラブル』です。

「2019年に初めて『レ・ミゼラブル』の公演を観たときから、いつかは出演してみたかった作品です。僕の演じるアンジョルラスはカリスマ的な学生革命家のリーダーです。僕はみんなの中心に立って、周りを引っ張って行くタイプではないのですが……そういえば、高校時代は生徒会長や体育祭の応援団長をやっていたのを思い出しました(笑)。当時は選ばれて嬉しかったので、アンジョルラスのような側面も僕の中にあるのかもしれません。今から演じるのが楽しみです!」

【プロフィール】
小林唯(こばやし・ゆい)/1993年2月27日生まれ、兵庫県出身。大阪市立咲くやこの花高校演劇科卒業。2013年劇団四季研究所入所。同9月に『コーラスライン』で初舞台を踏み、その後『キャッツ』スキンブルシャンクス役、『アラジン』アラジン役、『パリのアメリカ人』アンリ・ボーレル役、『美女と野獣』ビースト役など数々の作品で主要な役を務める。2023年退団。幅広い音域の高い歌唱力が武器。直近では『この世界の片隅に』水原哲役で出演した。ミュージカル『レ・ミゼラブル』は2024年12月20日~2025年2月7日、「帝国劇場」(東京・丸の内)で上演予定。「小林唯1st Concert 『Link』」は、8月24日(土)15 :00/18:30、追加公演9月3日(火)「I’M A SHOW(アイマショウ)」(東京・有楽町)で開催予定。スペシャルゲストに昆夏美を迎える。
https://grand-arts.com/works/concert/kobayashi_yui_concert/

取材・文/中野裕子 撮影/山口比佐夫

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