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《ポスト堀内敬子》赤間麻里子、池津祥子、神野三鈴、…目が離せない50代女優たちの活躍を山田美保子氏が分析

NEWSポストセブン / 2024年7月23日 16時15分

オーバー50女優から目が離せない

 ドラマや映画、CMなどで活躍する、50代の女優たち。彼女たちの魅力について、コラムニストで放送作家の山田美保子さんが綴る。

50代女性の悲哀やイケメンに抱く恋心、「花嫁の母」まで

「おばさん女優はツラいのよ」とは、在京民放各局が一斉に2時間ドラマから撤退した際の某主演女優さんのボヤキでした。

「女王」と呼ばれた片平なぎさサン(65才)を筆頭に、各局で冠シリーズをもっていらした当時50代だった主演女優さんたちは確かにツラい時期に突入。60代を迎えたいまも、かつてのような数のオファーはない状態です。

 そして、「50代になっても全員が母親役をやれるわけではないんです」とは、アイドル歌手を経て時代劇を中心に活躍していた女優さんの分析でした。1980年代、「カワイイ」で売った彼女は童顔のままアラフィフに。確かに、お母さん役をするには無理がありました。

 そんな中、ドラマに映画にCMに、「おばさん」はこの人しかいないの?という活躍ぶりを見せていらしたのが堀内敬子サン(53才)です。ほんわかしたルックスなのに、悪女やワケあり女も演じられれば、広瀬すずサン(26才)の母親役として味の素冷凍食品「ギョーザ」のCMにも出演。「いいんじゃなぁい?」と広瀬サンと顔を寄せ合った芸の幅の広さが、有名クリエーターから指名を受け続けるゆえんだと思います。

 が、近年、“ポスト堀内敬子”と言うべき、「シン・おばさん女優」が目立ち始めているのです。

 見つける最大のポイントは、人気ドラマのお母さん役をチェックすることです。

 まずはNHK連続テレビ小説『虎に翼』で、花江(森田望智サン・27才)の母親を演じ、直道(上川周作サン・31才)との結婚食事会のシーンに出ていらした赤間麻里子サン(53才)。

 クリエーターチーム『こねこフィルム』が作った「年齢確認」シリーズでの演技があまりにもすばらしく愛らしかった赤間サンが、4月期のマイベストドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系)の第10話で、ゲスト患者役の加藤雅也サン(61才)の妻役を好演されたときには、「コンビニの人だ!」とネット民の皆さんが大いに沸きました。

 私の友人で会員制バー『銀座Room』のkazuquoママは「年齢確認」の赤間サンにゾッコン。某ホテルでランチ中、スマホで『こねこフィルム』の動画を見ながら2人で爆笑が止まりませんでした。“まだ”のかたはぜひとも検索してご覧になってください。必ずハマりますから。

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