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《ポスト堀内敬子》赤間麻里子、池津祥子、神野三鈴、…目が離せない50代女優たちの活躍を山田美保子氏が分析

NEWSポストセブン / 2024年7月23日 16時15分

 動画ではおばさん扱いをされたくない50代女性の悲哀やイケメン店員からの思いもよらぬ言葉にハートをわしづかみにされる姿などを演じ、さらに『アンメット〜』では「絵のモデルになって」と頼んできた画家の男性を最期まで支える心意気と美貌。そして“とらつば”で「花嫁の母」として黒留袖を見事に着こなす貫禄は赤間サンならではと思います。

 7月期のドラマからは『マウンテンドクター』(カンテレ・フジテレビ系)で岡崎紗絵サン(28才)の母親役で内科クリニック院長役でもある池津祥子サン(54才)も「シン・おばさん女優」のお一人。

 あの「大人計画」のご所属で、2023年4月期のドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)で、オードリーの若林正恭サン(45才)役を好演したKing & Princeの高橋海人クン(25才)の母親役も印象に残っていますが、私は2022年10月期ドラマ『エルピス—希望、あるいは災い—』(カンテレ・フジテレビ系)での新聞記者役が大好きでした。

 最終話、大門副総理(山路和弘サン・70才)の“ぶらさがり”で勢い余って「大門!」と呼び捨てにするくだりは特にシビレました。ああいう女性記者が実際にもいたらいいのにと心から思ったし、「まだ、終わってませんよ!」と食い下がる池津サンをいまもリピートしながら、『エルピス〜』続編を願い続けている私です。周りの男性記者がそれに乗っかっているカンジも見事すぎる演出でした。

 キャリアウーマンも専業主婦もやれてしまう池津サンの説得力ある演技には、いつも目も心も奪われます。

さまざまな役を演じてキャリアをコツコツと積んできたからこそ

 さらに八面六臂の活躍ぶりなのは7月期のドラマ『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)で看護師長を演じている神野三鈴サン(58才)です。

 主演の二宮和也サン(41才)とはご縁があって、2022年4月期のドラマ『マイファミリー』(同)ではニノの母親役。同作でニノの妻役を演じた多部未華子サン(35才)の母親役だったのは2023年10月期のドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)でした。

 同作では斉藤由貴サン(57才)の向こうを張る毒親ぶりでしたし、『100万回 言えばよかった』(TBS系)では物語の核となる悪い役でしたよね。

 お若い頃から多くの舞台に出演されてきて、2015年4月に舞台『三人姉妹』で共演した蒼井優サン(38才)が神野サンを“スカウト”。そこから神野サンの映像のお仕事が激増した印象です。現在は蒼井サンが社長を務める芸能事務所「taft」、唯一の所属女優さんです。

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