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【7月28日は世界肝炎デー】石川ひとみ、B型肝炎への誤解と偏見を乗り越えて…同じ病と闘う仲間と悩みを共有することが支えに

NEWSポストセブン / 2024年7月28日 11時15分

 同じ病と闘う仲間と知り合い、悩みを共有できたことも大きな支えになったという。

「どんな病気でも、つらいときは誰かに頼って吐き出すことが大事だと思います。インターネットなどを使えば、昔と比べて人とつながりやすくなっている。わかってくれる人がいるだけでパワーをもらえるので、ひとりで抱え込まないことを忘れないでほしい」

症状が出なくても感染の可能性

 発症から37年、病と向き合いながら今年9月にはビルボード横浜とビルボード大阪での公演を控えるなど、いまなお精力的に活動を続けている。現在、B型肝炎の症状は安定しているが、ウイルスは体から消えることがないため、いまも3か月に1度の通院と経過観察は欠かせない。

「“沈黙の臓器”とも呼ばれる肝臓は、悪くなってもなかなか症状が表れません。B型肝炎は、あるとき急に数値が悪化して、肝不全や肝がんになることもあります。症状が出ていない人でも感染している可能性があるので、『肝炎ウイルス検査』を一生に一度は受けてほしい。血液検査で調べることができます」

 肝炎について正しい情報を発信すべく講演会や啓発活動などにも積極的に取り組む一方で、年を重ね、肝炎以外の病気とも向き合っている。12年前から膠原病の一種「シェーグレン症候群」の治療を続け、2年前には変形性股関節症で人工股関節の手術を受けた。この先、B型肝炎が再燃するリスクもあるが、“先のことは考えない”がモットーだ。

「不安はなくならないけれど、いまは元気に過ごせているし、昨日だってライブで歌ってきました。この先、何かあっても絶対になんとかなるはずなので、起きてもいないことで悩まない。何か起きたときに考えればいいというスタンスで生きています」

“沈黙の臓器からのメッセージ”を、私たちは決して見逃してはいけない。

※女性セブン2024年8月8・15日号

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