《シンガーソングライターAARONインタビュー前編》空手で全国制覇するも挫折、ラップの道へ そして「シンプルに歌で行こう」と決断するまで
NEWSポストセブン / 2024年7月27日 11時15分
ドラマ『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系、2023年)や『イップス』(フジテレビ系、2024年)の主題歌に起用されるなど、いま注目の歌手AARON。音楽活動を始めてわずか3年足らずで目覚ましい躍進を見せた彼だが、ここに至るまでには奇跡が重なった波乱万丈なヒストリーが隠されていた。初のソロライブを前に、デビューしてからの変化や「これから」について聞いた。(前後編の前編)
* * *
──TikTokに初投稿したのが2021年8月。2022年5月からは路上ライブを始め、半年足らずで約1万5000 人以上を動員し大きな話題を呼びました。そこから1年経たずして2023年にメジャーデビュー、しかもドラマの主題歌……とまさにトントン拍子に活躍されています。この状況をご自身ではどうみているのでしょう?
「褒めていただくこともありますが、自分としては本当に葛藤でしかなくて。周りから見たら順調かもしれないですけど、思ったような結果を出せていない現状にプレッシャーを感じています。いままではシンプルに音楽を楽しんでいましたけど、メジャーデビューしたからには自分だけの意見を通すわけにもいかないし、売れる曲を作らないといけない。いろいろなかたが携わってくれている分、結果を出さなきゃという気持ちが強いですね」
──音楽活動を始めて約3年ということにも驚かされます。そもそもなぜ音楽の道を志したのですか?
「もともとはスポーツ好きな空手少年でした。最初は野球をやりたかったんですが、リトルリーグには年齢制限があるので、それまでの体づくりということで5才から空手を始めたんです。でも来年からリトルリーグに入れるっていう小3の時に空手の全国大会の一歩手前で負けてしまって。
悔しかったので翌年も、その翌年も……って続けているうち、中学1年の時には全国優勝したんです。親父との約束で日本一を取ったら空手をやめて野球をしてもいいと言われたんですが、その頃には空手をやるのもええなって思うようになっていたんですよね。ちょっと強かったので、高校進学時は全国36校からオファーが来たくらいだったんですよ」
──空手の世界でも順風満帆だったんですね。
「でもその36あるオファーを蹴って、大好きな空手の先生を追いかけて京都に進学するんです。その学校からはオファーされていなかったんですけど、特待生選考試験で活躍してその日のうちに特待を勝ち取りました。強豪選手ばかりだったので、これは自分でも奇跡だと思っています(笑い)。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
《シンガーソングライターAARONインタビュー後編》「見返してやりたい」から「恩返ししたい」 元日本一の空手少年が音楽で届けたいこと
NEWSポストセブン / 2024年7月31日 11時15分
-
突如イップスを発症「藤浪の気持ちが分かる」 入らないストライク、止まらない罵倒
Full-Count / 2024年7月30日 6時50分
-
アイナ・ジ・エンド、才気みなぎるルーツ「歌うことに抵抗とか恥ずかしさはなかった」
日刊スポーツ / 2024年7月28日 8時0分
-
ぴいぷる 女性デュオ・花*花 どこでも駆け付けて歌いたい ふたりの道は平ではなかったけど…24周年、あ~いっしょにいてよかったな
zakzak by夕刊フジ / 2024年7月24日 6時30分
-
ディーン・フジオカ、音楽活動への思いに変化 作詞作曲に対する執着なくなり「歌い手としての自我が芽生えた」
マイナビニュース / 2024年7月14日 10時0分
ランキング
-
1エルフ赤面で失禁、KADOKAWAマンガ販促POPに批判→編集部謝罪 「書店での掲示には適さない内容」で撤去へ
J-CASTニュース / 2024年7月30日 20時55分
-
2「西園寺さんは家事をしない」ルカ(倉田瑛茉)が突然涙「好きにならないで」切実な訴えに反響「名演技」「涙止まらない」
モデルプレス / 2024年7月30日 23時23分
-
3「夏に観ると余計怖い」 『まんが日本昔ばなし』の「水回り」のトラウマ恐怖回
マグミクス / 2024年7月30日 20時25分
-
4吉田豪氏 歌手と結婚 53歳「初婚ですよ」 交際1年半、結婚指輪も披露
スポニチアネックス / 2024年7月31日 7時15分
-
5萩原聖人 プロ雀士・馬場裕一さん追悼 「馬場さんなくして、今の僕の麻雀人生は無かったです」感謝
スポニチアネックス / 2024年7月30日 14時18分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください