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「8人も相手をしたのにお金をくれなかった」「フォロワーは売春の潜在的な客」29歳パパ活女子はなぜ49歳男性を刺したのか法廷で明かされた“乱倫パーティ”の実態

NEWSポストセブン / 2024年7月27日 16時1分

 くすぶり続ける不信感により徐々に感情をコントロールできなくなってきた伊藤被告。2月、伊藤被告が仲の良い女友達と旅行していたときに、たまたま通話していたAさんが「(女友達に)挨拶したい」と口にしたところ、伊藤被告は「彼女もパーティに呼んで、私のようにお金も払わないで使うのではないか」と強い不安を抱く。

 後日、伊藤被告から相談を受けたBさんとCさんが、Aさんと話し合いをした結果、Aさんは「もう伊藤に関わらない」と発言。伊藤被告もAさんのXなどをブロックしている。

 約2か月間、互いに関わることもなかったが、4月27日に決定的な一件が起きる。

 伊藤被告は、Aさんがある男性とのやりとりで「しずか(伊藤被告のハンドルネーム)も呼ぼうか?」などと発言していたことを知人から教えられる。この男性は伊藤被告のXのフォロワーであるものの直接の面識がないため、「面識がない男性に私のことを話していたと知り、理解できない、約束と違うという気持ちが強くなった」「言いたいことがあるなら直接言えばいい」「他人に嘘の話をされたら困る」と怒り、そして「フォロワーは(自身が行う)売春のための潜在的なお客様で、悪いことを言われたり書かれたりすると生活できない」と強い危機感を覚えるようになったという。

 感情を抑えられなくなった伊藤被告。5月2日に乱倫パーティ、翌3日には乱倫パーティ仲間たちの一泊旅行に参加しているが、それぞれでAさんに激しい怒りを見せ、周囲になだめられている。

昼職での就職が決まっていたが、「Aさんがいては生きていけない」

 犯行を決意した伊藤被告は「マイコ」というXの偽垢を作り、Aさんと接触。一泊旅行から帰京した5月4日夕方に平塚駅前で会う約束を取り付ける。この時点でAさんとの決着方法については「Aさんが謝る」「刃物で脅す」「刺す」の3択で考えていたという。

 パーカーの袖に事前に購入した果物ナイフを忍ばせた伊藤被告は、Aさんの姿を見かけると「会いたいと言っていたから会いに来ました」と発言。Aさんも驚いた様子を見せたというが、「1人できたの?」と返す。

 防犯カメラの映像によると、2人が会ってからAさんが刺されるまでの間はわずか2分ほど。最後はAさんが「刺すなら刺せ」といったことで伊藤被告はAさんにナイフを2回突き立てた。犯行直後の警察の取り調べでは「1回目は手応えが弱かった」「ようやく傷つけられた」「こんなしょうもない奴刺したのかと思った」などと供述していたが、現在は覚えていないという。

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