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《私の最初の晩餐》沢村一樹の忘れられないご馳走 役者を目指して上京するも苦闘の日々、ようやく帰省したときに母が出してくれた「きびなご」の味

NEWSポストセブン / 2024年8月1日 11時15分

 ジーンと心の中で感謝した後「ぼくのためにありがとう」と口に出そうとするんですけど、待ちきれずに自分から言っちゃうんです。「あんた、きびなご大変だったのよ」なんて。それがおふくろですね。家には1年分の『MEN’S CLUB』が並べられていて、うれしい半面、複雑な気持ちにもなりました。一緒に住んでいる妹は、兄貴の顔ばっかり見たくないだろうなあって。

 その後、先日亡くなった恩人の野崎俊夫さん(研音会長)から「万太郎に改名するのはどうか」と提案されて、沢村一樹という芸名を自分で考えました。原っぱにすっくと立つ一本の樹のように生きたいという願いに、野村の村を加えて。

 いま、おふくろは施設に入院しています。コロナ禍の影響で、面会は15分。会えるのも、ぼくと妹だけ。ほとんど意識がないはずなのに、会うと声を上げるんです。息子としては、それだけでも愛情を感じます。

表紙モデルに抜擢され、ようやく帰省して再会した思い出の味

■きびなごの唐揚げ
●材料(2人分)
きびなご20尾(200g)、片栗粉適量、揚げ油適量、塩適量、レモン1/4個、大葉1枚

●作り方
【1】きびなごを塩水(濃度3%)でよく洗い、キッチンペーパーで水気をふき取る。
【2】ボウルに片栗粉を入れ、きびなごにまぶす。余分な粉ははたいておく。
【3】鍋に油を入れて170℃に温め、【2】を入れ3〜4分、カラッとするまで揚げる。
【4】大葉を器に敷き、油をよく切って、塩を軽くふった【3】を器に盛り付け、くし形に切ったレモンを添える。

■きびなごの刺身
●材料(2人分)
きびなご20尾、塩適量、お好みのつま、薬味、万能ねぎ、大葉、大根のつま、みょうが、すだちなど

[酢みそ]
麦みそ大さじ2、砂糖大さじ1と1/3、酢大さじ1

●作り方
【1】きびなごの頭を取り、エラの下に指を入れて尾に向かって動かしながら内臓を取る。
【2】腹に指を入れ、上側の背骨を外すように指を動かして身を開く。
【3】中骨を取り除き、腹びれ、尾を取り除く。
【4】人差し指に身を巻きつけるようにのせ、身が割れないよう背びれをそっとはがし取る。
【5】開いたきびなごを塩水(濃度3%)でさっと洗い、キッチンペーパーで水気をふき取る。頭側の1/4を内側に巻き、背を見せるように盛り付ける。お好みの薬味を添える。
【6】すり鉢で麦みそをすり、砂糖、酢を加えてさらにすり混ぜる。器に入れ、刺身に添える。

【プロフィール】
沢村一樹/1967年、鹿児島県生まれ。1996年、ドラマ『続・星の金貨』で連続ドラマ初出演。2000年から『浅見光彦シリーズ』の主演を務めたほか、映画『グランメゾン・パリ』やバラエティー番組『突然ですが占ってもいいですか?』など、幅広く活躍中。

写真/菅井淳子 料理・スタイリング/柳瀬真澄

※女性セブン2024年8月8・15日号

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