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《“事故物件”はつねに生まれているのです》大島てる氏が忘れられない物件 1か月で2人が亡くなり、最終的に全焼した

NEWSポストセブン / 2024年8月1日 16時15分

「4」は「死」を連想させる不吉な数字とされる。その影響もあるのだろうか。

「4のつく数字だからというわけではないと思います。というのも、東京都江東区にある複数のマンションの2710号室でも、3人が立て続けに亡くなる事件がありました。某タワーマンションで自殺があった後、同区のマンションの2710号室でも、40代の息子が70代の父を刺殺後、飛び降り自殺しました。これもたまたまではないと思うのです。

 私は約20年この仕事をしていて改めて、見えない力はあると思っています。不幸な事件があった場所には、人の思念が集まり何かが起こります。それを目の当たりにしてきました。私は験担ぎや神仏などの見えない力を畏れる気持ちが、身を守るためにも必要だと感じていて大切にしています」

 大島さんは仕事以外では、あえて事故物件や心霊スポットに行かないという。そもそもサイトを開設したのも、事故物件を避けたいから。負の思念が集まる場所には興味本位で近づかない方がいいのだ。

【プロフィール】
大島てる/2005年から事故物件公示サイト「大島てる」を運営。殺人、自殺、火災死、孤独死などがあった物件を事故物件として公示。現在は海外の事故物件も扱う。共著に『超怖い物件』(講談社)ほか多数。

取材・文/前川亜紀

※女性セブン2024年8月8・15日号

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