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天皇皇后両陛下、東北豪雨被害で須崎御用邸でのご静養が白紙 上皇ご夫妻は那須御用邸でご静養 美智子さまから両陛下への“配慮”の側面も

NEWSポストセブン / 2024年8月6日 16時15分

9月以降にも、行幸啓など重要なお出ましを控えられている(6月、東京・台東区。撮影/JMPA)

 須崎御用邸(静岡県下田市)、那須御用邸(栃木県那須郡)での夏のご静養は、天皇ご一家の恒例行事である。両陛下と愛子さまは、8月上旬は須崎で、下旬から9月にかけては那須で過ごされることが多かった。

「両陛下は年間を通して公務やお出ましでご多忙なだけでなく、事実上、公私の別のないお立場にあり、その重圧は計り知れません。

 ご静養はそうした日常から離れ、ご一家水入らずで心身共にリフレッシュができる貴重な機会です。特に療養中である雅子さまにとっては、ご体調の調整期間という意味合いもある重要な時間。“静養されることも仕事のうち”と表現してもいいでしょう」(宮内庁関係者)

 そして、上皇ご夫妻にとってもご静養が大切であることは変わらない。上皇ご夫妻の場合は平成時代から、7月下旬に那須御用邸、8月下旬に軽井沢で過ごされることが多かった。

 ところが今夏、ご静養をめぐり、雅子さまと美智子さまの間ですれ違いが起きていたという。

須崎御用邸でのご静養は白紙に

 雅子さまは7月23日、今シーズンの最後のご養蚕(ようさん)である「御養蚕納の儀」に臨まれ、生糸を神前に供えられた。ご養蚕は、明治期から続く皇后の重要な仕事だが、今年は異変があったという。

「6月下旬のイギリス公式訪問のご調整に多大な労力を割く必要があり、ご養蚕の作業の時間は限られたそうです。お取り組みは理想通りとはいえなかったようですが、陛下と愛子さまのお力を借りることで、無事に終えられたといいます。

 訪英の重要度の高さと、その影響が大きかったことがうかがえました」(皇室記者)

 イギリス公式訪問中、雅子さまは予定されていた行事にはすべて出席されたものの、陛下がおひとりで行動された場面も多々あった。また、ご帰国後の上皇ご夫妻への挨拶に5分ほど遅刻されるなど、疲労の色は隠しきれていない。

「予定されている雅子さまの8月のお出ましは、15日の全国戦没者追悼式へのご出席などごくわずかです。むしろ8月のメインはその前後のご静養で、訪英に際して蓄積した負荷を解消され、秋以降の公務やお出ましに備えられるとみられていました」(前出・宮内庁関係者)

 ところが、7月25日、山形県や秋田県を中心に東北の日本海側で記録的な大雨が観測され、河川の氾濫や住宅への浸水が相次いだことを受け、雲行きが怪しくなったという。

「25日には天皇ご一家の側近により、須崎御用邸でのご静養の詳細について発表があるものとみられていました。ところが一切言及がなかった。

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