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《近隣住民は「ずっと変だと思ってるよ」》宮城・柴田町男性殺害事件 被害者家族ら6人が相次いで逮捕、“長男の妻”の周囲で起きた「4度の火事」に深まる謎

NEWSポストセブン / 2024年8月13日 11時15分

 当時、敦子被告が営んでいた宮城県角田市のパン店が燃えたのだった。複数店舗が入る小さな建物において、パン店のみが焼けたという。タバコの不始末が原因だったとされる。当時を知る住民は言う。

「ボヤがあったのは、お店がオープンして半年も経たないくらいですかね。タバコを消して、時間をおかずにゴミ袋に入れていたんでしょうね。そのうちにくすぶって燃えたようです。パン店の隣は燃えなかったですがススが漏れて真っ黒になっていました。その後は店主(敦子被告)と連絡が取れなくなり、そのまま退去したそうで、不動産屋が全部手続きをしたと聞きました」

 近隣で店舗を営んでいた住民は、当時の敦子被告の様子をこう記憶していた。

「オープン時に挨拶はなく、しばらく経ってから来ました。でも感じは良くなかった。会っても挨拶しなかったし、いつでもタバコを吸ってるという印象でした。くわえタバコで出勤して車を駐車場に停めて、車を降りてからもタバコを吸いながら店に入っていく。店の前を通ると、外でタバコを吸っているのをよく見ました」

 店舗が燃えたことでパン店をたたんだ敦子被告だったが、その数年後、「気づいたら、店があった場所のすぐ近くにある新築の家に住んでました」(同前)という。パン店のあった場所から数百メートルの場所に並ぶ、複数の建売住宅。その一軒に敦子被告は住んでいた。

 界隈では有名人になっていたようだ。敦子被告とその家族について知らない近隣住民はいなかった。

「あの家には、村上隆一さんの長男と、その妻の敦子さんだけではなく、その長男の弟(直哉被告)、敦子さんの娘とその夫と孫が住んでいたと思います。最初は敦子さんの祖母も住んでたって聞いたんですけど、とにかくいつも車が複数台停まっていて、出入りする人数も多くて、正確に何人暮らしだったのかはよく分からないです」(近隣住民)

 敦子被告は複数回の婚姻歴があり、かつては、証拠隠滅の罪に問われた松野新太と夫婦関係にあった。元夫婦には子供がおり、そのひとりである娘と新築の家に住んでいたという。

実家は2回燃えた?

 敦子被告の娘の夫が3年前に所有者となったこの新築一軒家を訪ねた。2階のベランダに幼い子供のものと思しき洗濯物がはためく。インターフォン越しに女性が応答したが、「そういうの(取材)受けてないんで」と話を聞くことは叶わなかった。

 燃えたパン店や、その後住んでいた新築一軒家のある近くで、敦子被告は幼少期を過ごした。昔を知る住民は言う。

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