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《好感度だけにあらず》テレ朝がサンドウィッチマンを“局の顔”にする狙い「爆笑問題からのシフト」も

NEWSポストセブン / 2024年8月10日 11時15分

 一方、テレビ朝日はコア層や子どもだけでなく、あらゆる世代を対象にした“オールターゲット戦略”を掲げてきました。ただ実際のところ主要視聴者層は50代以上の中高年であり、スポンサー受けのいいコア層の個人視聴率は低迷。局の特色を守りながらコア層にも訴求できる局の顔としてサンドウィッチマンが起用されています。

 長年テレビ朝日の顔は爆笑問題が務めてきましたが2人は今年59歳と還暦目前であり、今年50歳のサンドウィッチマンにシフトしているのは間違いないでしょう。テレビ朝日には爆笑問題がMCの『○○総選挙』という看板特番がありますが、ここにきて『サンドウィッチマンの禁断ランキング』が立ち上げられ、その内容は重複しているだけに少しずつシフトしていくのではないでしょうか。

 もともとサンドウィッチマンは吉本興業の芸人たちのようなにぎやかなチーム芸ではなく、静かなトーンで笑いを取っていく芸風。「さまざまな情報を提供しつつ、そこに笑いを加えていく」というテレビ朝日のバラエティに合うだけに、今夏の特番をきっかけにますます局の顔というイメージが浸透していくでしょう。

【木村隆志】
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月30本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』『どーも、NHK』などの批評番組に出演し、番組への情報提供も行っている。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。

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