東海大相模の注目2年生・金本貫汰と福田拓翔 中学生時代に「タイガースカップ」で見せていた「スイングスピード149キロ」「球速137キロ」
NEWSポストセブン / 2024年8月16日 7時15分
オリックス・吉田輝星の弟である金足農業(秋田)の吉田大輝や、センバツ王者である健大高崎(群馬)のエース右腕・石垣元気に、大阪桐蔭の森陽樹や中野大虎など、第106回の全国高等学校野球選手権大会は2年生の活躍が目立つ大会となっている。吉田は初戦で、石垣や大阪桐蔭の豪腕ふたりは2回戦で姿を消したが、8月16日の第1試合で広陵(広島)との3回戦屈指の好カードに挑む東海大相模(神奈川)にはふたりの注目2年生がいる。
4番を打つ一塁手の金本貫汰と、背番号「15」の184センチ右腕・福田拓翔だ。金本は初戦となる2回戦・富山商戦の初回に先制タイムリーを放ち、3安打1打点と大暴れ。見事な聖地デビューを飾った。
「ランナーを返すのが自分の仕事だと思っています。それができて先制できたのは大きかった。次の試合も自分の仕事に徹したいと思います」
二段モーションで剛速球を投げ込む福田は、8回からマウンドに上がって好リリーフし、試合を締めくくった。
「観客も多くて、(スタンドからの)声もすごくて、緊張することなく、楽しむことができたのが今日は一番良かったです。MAXは149キロです。低めに強い球が投げられるようになりたいですね。脱力状態から、リリース時に一気に100%の圧をかけるような感覚を大事にして投げています。憧れているのは藤川球児さんのように浮き上がる真っ直ぐで、分かっていても打たれないような真っ直ぐを目指しています」
奇しくもこのふたり、筆者は2年半前となる2021年12月に甲子園で開催されたタイガースカップで取材をしていた。
対決を望んだ中学生時代
中学硬式野球の関西ナンバーワンを決めるこの大会で度肝を抜かされたのは、当時、関メディベースボール学院に所属していた金本だ。中学2年生ながら甲子園に特大のアーチをかけ、この大会で敢闘賞を受賞した。当時から、チーム1となる「149km/h」のスイングスピードが自慢だと口にした。
「むちゃくちゃ気持ち良かったです(笑)。高校に進学して、またここに戻ってきたい。打つだけじゃなく、走れて守れる選手になりたい。憧れはイチローさんです」
一方、明石ボーイズのエースだった福田も181センチの長身からMAX137キロのボールを投げ込んでいた。
「藤川球児さんのように、分かっていても打たれないストレートを追求したいです。浮き上がるようなイメージのボールですね。良きライバルと出会うためにも、良い高校に進学したいと思っています」
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