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東海大相模の注目2年生・金本貫汰と福田拓翔 中学生時代に「タイガースカップ」で見せていた「スイングスピード149キロ」「球速137キロ」

NEWSポストセブン / 2024年8月16日 7時15分

 そう、福田は2年半前から阪神で活躍した藤川氏のようなボールを追求していたわけだ。

 中学2年生が中心となるタイガースカップは、いわば将来の甲子園球児の見本市だ。全国の強豪私立に請われて入学するような中学生は、おおよそ中学3年の春頃には進路が決定する。それゆえ、中学2年の師走に行われるタイガースカップはプロを夢見るような選手にとっては大事なアピールの場なのだ。

 福田は進学先について、大阪桐蔭と地元の明石商業、そして東海大相模と迷っていると話していた。一方の金本はタイガースカップで実現しなかった福田との対決を夢見ていたが、ふたりは同じ東海大相模に進学した。金本は2回戦・富山商との試合後、はにかみながらこう話した。

「もう一度、甲子園でホームランを打ちたいですね。初戦では打てませんでしたから。ただ、狙ってばっかりだったらバッティングにならないんで、(本塁打が)打てたらいいな、ぐらいの気持ちで入りたいです。福田と一緒に、日本一を目指したい」

 かつて意識し合ったライバルは、同じ甲子園の夢を共有して、同じ学校に進学し、同じく聖地・甲子園の舞台で躍動する。広陵との名門対決に勝利することができれば、深紅の優勝旗が視野に入ってくるはずだ。

■取材・文/柳川悠二(ノンフィクションライター)

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