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続く日テレ『with MUSIC』の試行錯誤、「若手男女グループ」+”何か”でオリジナリティ出すのが最適解? 有働由美子&松下洸平のMCを生かすキャスティングもカギ

NEWSポストセブン / 2024年8月17日 11時15分

 そこで参考になるのが、ライブ演出や生放送にこだわって若年層の支持を得ている『CDTV ライブ!ライブ!』。メインゲストのファンを集めた熱気あふれるライブ空間を作り上げたり、サブスクやMVとは異なるハイテンションのパフォーマンスを引き出したりなどの工夫で視聴者を引きつけています。

 ただ、そのコンセプトで放送を続けてスタッフの演出が洗練され、アーティストとの信頼関係が強固な『CDTV ライブ!ライブ!』と比べると、『with MUSIC』はまだまだ発展途上。SNSの書き込みを見ても「この番組でしか見聴きできないもの」というまでの印象には至っていないのかもしれません。

 また、これまで5回行った“2時間特番”という編成も、今春から放送時間を倍増させた同番組と同じですが、「『with MUSIC』はできれば土曜20時台の1時間番組として成功させたい」という思惑もあり、日本テレビとしては悩ましいところでしょう。

映像特集でも視聴率は獲得できる

 次にさまざまなテーマの映像特集は『ミュージックステーション』の定番企画でしたが、以前から「もっと歌を聴きたい」「その分もう1曲歌ってもらえたはず」などと必ずしも好評ではなく、視聴率獲得という点でも疑問視されていました。

 ただ、同じ今春スタートの『ミュージックジェネレーション』は、アーティストがスタジオでパフォーマンスせず短い映像を集めた構成ながら、「難しい」と言われる平日19時台で安定した視聴率を獲得。「新旧のヒット曲を織り交ぜた映像特集ならコア層の個人視聴率が獲得できる」という裏付けができたことで、『with MUSIC』としてもこれを構成しやすくなりました。

 実際、前回3日の放送ではオープニングで「夏に聴きたいラブソング」と題して、「波乗りジョニー」桑田佳祐(2001年)、「揺れる想い」ZARD(1993年)、「高嶺の花子さん」back number(2013年)の映像を流し、さらにメインゲストのSnow Manが選んだ「ジェットコースター・ロマンス」KinKi Kids(1998年)、「ミュージック・アワー」ポルノグラフィティ(2000年)、「SUMMER SONG」YUI(2008年)、「LA・LA・LA LOVE SONG」久保田利伸withナオミ キャンベル(1996年)、「BANG!BANG!バカンス!」SMAP(2005年)なども放送されました。

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