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【パリ2024パラ五輪】増田明美・日本パラ陸連会長が熱烈解説「パリで輝くのはこのアスリート!」

NEWSポストセブン / 2024年8月26日 7時15分

●石山大輝 走り幅跳び(T12)
 高校1年生の時に先天性の網膜色素変性症と診断。もとは三段跳びの選手だったが、大学時代にパラ陸上走り幅跳びに転向。今年5月の世界選手権では日本記録を更新して銀メダルを獲得。24歳の若手のホープ。

●道下美里 マラソン(T12)
 2016年のリオ大会で銀メダル、東京大会では金メダルを獲得したマラソンの視覚障害クラスの女王。2020年の別府大分毎日マラソンでは、2時間54分22秒の世界記録で優勝。「みっちゃん」の愛称で呼ばれる。

●高桑早生 陸上走り幅跳び(T64)
 パラリンピックへの出場はロンドン大会から4大会連続。13歳の時に骨肉腫が原因で左足を失う。走り幅跳びでは2015年の世界選手権で銅メダルを獲得している。

●上地結衣 車いすテニス
 先天性の潜在性二分脊椎症で11歳から車いすテニスを始める。リオ大会では女子シングルスで日本人初となる銅メダルを獲得。2014年にダブルスで年間グランドスラムを最年少で達成。

●杉浦佳子 自転車(WC3)
 日本選手の金メダル最年長記録を持つ53歳。45歳の時に自転車レースで転倒し、高次脳機能障害と右半身のまひが残る。リハビリのために乗り始めた自転車で回復を見せ、東京大会で2つの金メダルを獲得。

●池崎大輔 車いすラグビー
 東京大会では銅メダルを獲得した車いすラグビー。日本代表のエースである池崎選手にとって、パリ大会は4度目のパラリンピックとなる。スピードに溢れたチェアワークに定評があり、金メダルに期待がかかる。

●廣瀬隆喜 ボッチャ(BC2)
 パラリンピックでは2016年のリオ大会でTeam BC1-2の銀メダル、東京大会では銅メダルを獲得。先天性の脳性まひの障害がある。ボールを弾き飛ばす「パワーボール」を武器にパリ大会でのメダルを狙う。

●マルクス・レーム 陸上走り幅跳び(T64)
 走り幅跳びで8メートル72の世界記録を持つドイツの最強ジャンパー。健常者の世界記録である8メートル95に迫るジャンプは常に注目され、パラアスリートの可能性を示し続けている。

●マルセル・フグ 陸上800m、マラソンなど(T54)
 スイスの英雄。10歳から車いすでのレースを始め、2004年のアテネ大会への出場以来、パラリンピックではロンドン大会で2つの銀メダル、リオ大会で2つの金メダルと銀メダル、東京大会では4つの金メダルを獲得した。

【プロフィール】
増田明美(ますだ・あけみ)/1964年、千葉県生まれ。1984年のロス五輪に女子マラソン代表で出場。現在、日本パラ陸上競技連盟会長も務める。

取材・文/稲泉連(いないずみ・れん)
1979年、東京都生まれ。2005年、『ぼくもいくさに征くのだけれど-竹内浩三の詩と死-』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。主な著書に『復興の書店』『豊田章男が愛したテストドライバー』『日本人宇宙飛行士』『サーカスの子』など。1964年の東京パラリンピックについて取材した『パラリンピックと日本人 アナザー1964』が好評発売中。

※週刊ポスト2024年8月30日・9月6日号

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