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【ネット検索履歴明らかに】田村瑠奈被告(30)と父・修被告が事件前に借りていたホラー映画「酷似した場面がある」と指摘 ススキノ事件公判

NEWSポストセブン / 2024年8月30日 19時0分

〈瑠奈被告は人体に興味があり、2023年1月ごろから頭部のない人形や骸骨などが飾られ、“人の目玉(をモチーフにした)カクテル”などが飲める怪談バーに出入りしていた。6月18日ごろに、瑠奈被告が被害者への恨みから、被害者を殺害して本人の趣味嗜好である死体を弄ぶことを計画していると修被告も知った〉(検察側冒頭陳述より)

 そして事件発生──。瑠奈被告は「おじさんの頭持って帰ってきた」と言い、本当に頭部を持ち帰り、自宅浴室に保管したのだ。検察側によると瑠奈被告はその後〈刃物を使い、被害者の頭部の皮膚をはぎ取り、左眼球、舌、食道などを摘出していた。さらに浴室でカメラを撮影しながら右眼球の摘出を計画した〉という。

 瑠奈被告から、その様子を動画に撮ってほしいと言われた浩子被告。恐怖を覚えていたという浩子被告は、修被告に依頼しようとLINEで「撮影カメラマンするでしょ?」と連絡した。修被告が撮影するなか、被害者の眼球をくり抜いた瑠奈被告は、それをガラス瓶に保存したのだという。だが浩子被告は「何を撮影するか知らず手伝う意識は全くなかった」とこれを否定している。

 7月の第2回公判では、弁護側証人として出廷した修被告が証言。逮捕前の写真よりも痩せた印象の修被告は、緑色の長袖に黒いズボンの服装で現れ、手錠腰縄で証言台の前に伴われて着席。そんな夫の姿を見て、浩子被告は目頭を白いハンカチで抑えていた。

 事件のあった2023年7月1日深夜までに、瑠奈被告と修被告は犯行に使ったとみられる複数の刃物を購入していた。警察はこれまでの家宅捜索で、田村家の自宅からノコギリ4本を含む約20本の刃物を押収している。一体どのような目的で、それだけの数の刃物を買い揃えていたのか。修被告は尋問で、以下のようなことを語っていた。

「けっこう前から時々買っていた。(瑠奈に)必要だと言われると、『そうですか』と買っていました。少し良いナイフは、(瑠奈が)お守りだと言っていました。『魂が強くなる』と。しょっちゅう買うわけではありません。数年前からで、ナイフが入っている福袋を買ったのが最初でした。押収品目には20本以上とありますが、もともと家で使っていたものもあり、どれだけが娘のものかは把握していません」

 ノコギリを欲しがるのには理由があったようで、瑠奈被告は「木を切ったり、カボチャをくり抜いてランタンを作ったりするのに使っていました。作ったプラモデルをコンテストに出品していて、そのプラモデルの背景として、板に色を塗ってノコギリで切っていました」という。しかし、それらの刃物は被害男性の遺体を損壊するのに使われた可能性がある。修被告は、娘に言われるがまま、その過程をハンディカメラで撮影した。なぜ娘を止めなかったのか。

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