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【80才で声優デビュー】杉良太郎「アニメ映画」で親鸞聖人を演じる「なぜ生きるかを問いかける、重いテーマ」

NEWSポストセブン / 2024年9月4日 4時0分

 最近はね、息子の(山田)純大とトレーニングしているの。筋肉をつけなきゃだめだと言われて、コロナ禍で中断していたジム通いを再開した。1時間ほど、週に2回しぼられています。純大は、“吸う、吸う、吐いて、吐いて”とか呼吸まで管理してくる。こっちは息を吸っている時に吐いてと声をかけてきて、テンポが合わない。で、“はい、あと10回!”なんて言って、横で回数を勘定している。もううるさいって(笑い)。よたよた歩かないように足腰を鍛えようとやっているけれど、結構きついんだ」
 
 文句を言いながらも、どこか楽しそうな杉。

生活を変えることを厭わず、未知の経験でもしり込みをしない。今後の人生で挑戦したいことを問うと、「本業でやったことがないのはミュージカルくらいかな」と仕事と直結して答えるのが杉らしい。人生を捧げる社会福祉活動でも新たな挑戦ではなく、これまでの活動の延長線として、教育の拡充を掲げる。

「傍からしたら“そんなつまらないことで”という些細なことに日々悩んでいる人は、たくさんいる。そういう人たちの気持ちを楽にしてあげないといけないと思う。頼りになる人がそばにいなくて、行き場を失っている若い人が多いね。昔はお寺のお坊さんの説教をみんな進んで聴きにいったものだけど、今はそういう場もない。学校の先生も忙しくて余裕がない。心の拠り所が社会にないんだ。彼らが迷わないように、悩まないように、すくすく生きていけるように、若い人たちのためにも残りの人生で力を尽くしたい。

人生に悩んでいる人には親鸞聖人の教えにもぜひ触れてほしいと願います。この映画や原作には人間とは何か、気持ちを楽にして毎日暮らしていくにはどうすべきか、その答えが詰まっているから」

 傘寿を前にして、杉は「人のために行動できることが幸せだと感じている。自分の無力さに幾度打ちのめされても、自分を信じて立ち上がる」と語っていた。親鸞聖人の晩年を演じながら、自らも求道者としての人生を志し、歩み続けている。

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