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【無許可でケーキを提供か】疑惑の京都人気観光地のカフェ、中国人系オーナーが運営か シャトレーゼ側は「弊社のブランドを著しく傷つける」とコメント 内偵調査経て「弊社の製品で間違いない」

NEWSポストセブン / 2024年9月15日 11時15分

シャトレーゼのケーキを提供している疑惑のカフェ(シャトレーゼHPより)

 JR嵯峨嵐山駅から徒歩で15分ほど、閑静な住宅街にカフェやレストランが立ち並ぶこのエリアに、カフェAは店舗を構える。人気観光地の『渡月橋』や『嵐山竹林の小径』なども近く、平日でも多くの観光客で賑わう一帯だ。

 しかし、この店には半年ほど前からある“疑惑の目”が向けられている。

「あそこのカフェは、シャトレーゼで買ったケーキをそのまま提供していると評判ですよ。しかも、直営店での販売価格より高い値段で。Googleマップにも、シャトレーゼのケーキと冷凍ピザをそのまま提供している店というユーザーからのクチコミが多く投稿されています」(観光客)

 シャトレーゼといえば、山梨県甲府市に本社を置き、ケーキをはじめとする洋菓子やアイス、和菓子、それにピザなどの冷凍食品を販売する食品メーカーだ。自社工場からロードサイドをはじめとする直営店に配送して販売するのが中心で、近年では「どら焼き」などがコンビニで買えるようになってきたが、基本は「直営店」や自社サイトでの通販で購入できる商品となっている。シャトレーゼのケーキがカフェで出されているのは、確かに不自然だ。

 NEWSポストセブン取材班は、その真相を確かめるべく、現地を訪れた。カフェは2階建ての日本家屋で、京都らしさを感じさせる外観だ。周囲をぐるりと木で囲み、通行人から店内が見えにくい工夫がなされている。記者が1人で入店すると、外国人の従業員が「お好きな席へどうぞ」と案内し、メニューを運んでくれた。

 シャトレーゼのケーキは実店舗で購入すると、300円〜350円ほどのものが多いが、このカフェでは、値段は飲み物とケーキのセットが1580円で、飲み物とピザのセットが1680円。店内はヨーロッパ風の家具や装飾品で統一されており、広々とした印象だ。

 厨房とみられる場所はパーテーションで区切られた簡易的なスペースにあり、最低限の器具が置いてあるのみ。

 注文から5分ほどして提供されたチョコレートケーキは、確かにシャトレーゼのケーキとそっくりだ。男性従業員に話を聞いた。

「私は、1ヶ月半ほど前から働き始めたアルバイトなので、あまり詳しいことはわかりません。オーナーが詳しく知っていると思います。オーナーは、たしかアメリカに住んでいる中国人の方です。お金持ちで、このカフェをオープンするのに4億円もかけたと聞いています」

 オーナーは店舗に常駐しておらず、運営はアルバイトの従業員が行なっているらしい。店員によると「お客さんは、平日でもかなり入っています。観光客の方が多いです。ケーキやピザも残さずに食べていただける方がほとんどなので、好評なんじゃないでしょうか」とのことだった。
 取材班はオーナーの男性にも話を聞いた。

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