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『every.』卒業発表の陣内貴美子氏、14年半続けられた背景に努力を惜しまない“アスリート魂” 「喉を守るため1年中ストール」「“勉強ノート”を常に持ち歩く」

NEWSポストセブン / 2024年9月21日 11時15分

『news every.』のメインキャスターを卒業する陣内貴美子(インスタグラムより)

 元バドミントン選手でタレント、キャスターとしても活躍する陣内貴美子氏(60才)。『news every.』のメインキャスターを卒業することが明らかになった。陣内氏が14年半もメインとして求められ続けたのはなぜか? 放送作家でコラムニストの山田美保子さんが解説する。

* * *
「今月27日をもって『every.』を卒業することになりました」

9日、14年半も出演した『news every.』(日本テレビ系)からの卒業を自ら発表したのは、同番組メインキャスターの陣内貴美子氏だった。

「番組が始まったばかりの頃は、スポーツだけをやってきた私が報道の分野で役にたてるんだろうかと、毎日不安を抱えていました」 

これに近い言葉を筆者は度々陣内氏本人の口から聞いたものである。

「もしも私がテレビを見ている側だったら、『なんで、こんな人が出ているんだろう』と思うだろうなって。私はバドミントン選手だったのでスポーツのことなら何とか話せるのですが」

後に記すが、この謙虚さと真面目さが陣内氏を『~every.』が14年半もの間、手放さなかった最大の理由だと思う。

9日の放送でも氏は続けて、「それでも『every.』の仲間やスタッフが私の居場所を作ってくれて、14年半という長い間、番組に出演することができました」「地震やコロナウイルスなど困難なことがたくさんありましたが、発する言葉一つで人の心に寄り添うことも傷つけることもできてしまうと知り、伝える言葉の重さと大切さを学びました」「間もなくゴールを迎えますが、『木原さ~ん、そらジロー』と全力で呼びかけつつ、見守ってくださった視聴者の皆さんに心をこめて、言葉を発していきたいと思います。残り3週間、どうぞよろしくお願いします」

この長文を原稿に目を落とすこともなく、一気に話し終えた陣内氏。自分の想いだけでなく、テレビの前にいる視聴者に寄り添い、気象予報士の木原実氏や番組のキャラクター、そらジローの名前や、おなじみの呼びかけも盛り込んだ完璧なコメントだった。

年下の共演者からは「every.のお母さん」

これはまるで、コロナ禍、藤井貴彦アナが視聴者に呼びかけ続けた真摯かつ温かみのあるメッセージとそっくりではないか。

そんな藤井アナが今年3月22日、14年間メインを務めた『~every.』を卒業した日のラストメッセージも甦ってきた。

「自分のことを言うことが苦手」「誰かの背中を押すことしか自分にはできないのかなと。だから一緒にいる仲間がすごくありがたかったです」と感謝を伝えた後、藤井アナは突然、
「特に陣内さん、本当に……」と彼女のほうを向き、「陣内さんがいなかったら私、『news every.』、14年間、やれなかったと思います」「結婚してるわけじゃないんですけど、本当に仲良くさせてもらって」と涙目で照れ笑いをした藤井アナ。

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