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【千利休の末裔が語る“いつも感じがいい人”の習慣】心地よい立ち居振る舞いは「お先に…」「ごめんなさい」をすぐに言えること

NEWSポストセブン / 2024年10月12日 11時15分

 大きな失敗に限らず、ちょっとした思い違いや言い間違い、勘違いなど、日常で起こる小さなミスも、気がついた時にすぐ『ごめんなさい』と言うことで大きな問題には発展しなくなるものです」

 もちろん、「ごめんなさい」がすぐに口に出せるかどうかは、相手との関係やその場の空気、あるいは、ささやかな自分のプライドがじゃまをすることもあるかもしれない。だからこそ、必要な時に「ごめんなさい」をためらうことなく言える習慣を、日頃から身につけておきたいもの。

「同じような意味で、『自分がされて嫌なことは、相手にはしない』という言葉もあります。このように、あなたの思いやりによって、嫌な思いをせず、心地よく過ごせることに気づけば、きっと相手の人も、それに対して感謝の気持ちを持ってくれ


ることでしょう。その気持ちは、あなたへの信頼につながり、あなたへの好意につながるはずです」

 目の前の相手が心地よくいられるのか、次の人が気持ちよく使えるのか。いつもそのことを推し量り、思いやることを忘れずにいたい。他者との心地よい関係を築く「慮る」とは良い言葉だ。

(第2回に続く)

【著者プロフィール】
千 宗屋(せん・そうおく)/茶人。千利休に始まる三千家のひとつ、武者小路千家家元後嗣。1975 年、京都市生まれ。2003 年、武者小路千家15 代次期家元として後嗣号「宗屋」を襲名し、同年大徳寺にて得度。2008 年、文化庁文化交流使として一年間ニューヨークに滞在。2013 年、京都府文化賞奨励賞受賞、2014 年から京都国際観光大使。2015 年、京都市芸術新人賞受賞。日本文化への深い知識と類い希な感性が国内外で評価される、茶の湯界の若手リーダー。今秋、「人づきあい」と「ふるまい方」を説いた書籍『いつも感じのいい人のたった6つの習慣』を上梓。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授、明治学院大学非常勤講師(日本美術史)。一児の父。Instagram @sooku_sen

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