【真田広之の相棒インタビュー】米エミー賞ドラマ『SHOGUN 将軍』を支えた着付けのプロ「真田の顔に泥を塗れない」
NEWSポストセブン / 2024年10月20日 11時15分
米テレビ界のアカデミー賞とも呼ばれるエミー賞で18部門を受賞した配信ドラマ『SHOGUN 将軍』(ディズニープラス)で、真田広之は主演だけでなくプロデューサーも務めた。その撮影現場には真田の招きで、日本からも時代劇の手練れのスタッフたちが参加している。その一人が、東映京都撮影所の衣裳部で数多くの時代劇を手掛けてきた古賀博隆氏だ。最新刊『ヒット映画の裏に職人あり!』が話題の時代劇・映画史研究家、春日太一氏が聞いた。
* * *
──そもそも、どのような流れでオファーが来たのでしょう。
LINEが届いたんです。タナカ・ケンイチさんという衣装デザイナーの助手の方から。歴史的背景にできるだけ忠実に描写いたしたく、安土桃山時代の衣装を探しております。安土桃山時代の衣装におけるアドバイス、この時代に合った貸衣装の選択のお手伝いをできればと思っております」という内容でした。
──田中さんとは面識はあったのですか?
いや、ないんですよ。ある人からの紹介ということでした。最初はイタズラかと思ったのですが、えらく詳しく書かれていたので、それはないだろうと考えるようになりました。
──それで、古賀さんがカナダの撮影現場に行くことになったと。
真田さんとは古い付き合いですから、人選的にもピッタリだったのでしょうね。それで、ウチからは僕が行くことになりました。
──真田さんとはいつ頃からのお付き合いなのでしょう?
映画『里見八犬伝』(1983年)の頃です。テレビの『影の軍団』シリーズとか、衣裳担当の助手として現場を受け持っていました。
──その時代の真田さんは、若手ではありましたが既にスターでしたよね。
大スターですよ。でも、真面目な好青年ですよ。ですから、誰からも好かれていました。
──今回が久しぶりの再会となったわけですが、いかがでしたか?
あの頃と変わらない、好青年のままでしたね。お会いしたら、僕を「おう、古賀っち」と当時の愛称のまま呼んでくれましてね。そう呼ばれたら、すぐに若い頃の距離にキュッと戻った気がしました。
それで二言目は「古賀ちゃん、よう来たね。『はじめてのおつかい』みたいだな」って。京都からバンクーバーまで、僕が一人で来たものだから、そう冗談を言ってきましてね。
──真田さんも古賀さんが来てホッとできたのかもしれませんね。
現地で聞いたのは、僕が来るまではピリピリしていたということでした。それが、僕が来たら笑顔が増えたと。そこは昔なじみですから。
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