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《車椅子2台を搭載可能》宮内庁が14年ぶりに福祉車両を購入、リハビリ中の美智子さま向けに特注か 将来的には上皇さまと揃ってご乗車の可能性

NEWSポストセブン / 2024年11月9日 11時15分

車内での上皇さまとの会話を大切にされていた(8月、長野・軽井沢町。撮影/JMPA)

 懸命にリハビリを続ける美智子さまの原動力は、来年の「新年一般参賀」で、国民の前に立ちたいという強いお気持ちだという。しかし、苛酷なリハビリはその心を揺るがし、もう立てないかもしれないという不安が頭をよぎるなか、「車椅子を2台搭載できる車両」の導入を決断された真意とは。

 一日でも早くいつも通りの生活に、という思いが美智子さまを突き動かしているのだろう。10月6日にお住まいの仙洞御所で転倒され、右大腿骨を骨折された美智子さま。手術を経て、現在、ご移動には車椅子を用いられながらも、日々リハビリに励まれ、徐々に活動の場を広げられている。

 同月24日には、長年、美智子さまの著書の出版を手掛けてきた編集者の末盛千枝子さんと仙洞御所で面会された。

「40分ほどご歓談されました。弱音を吐かず、泰然とリハビリに向き合われている美智子さまが、末盛さんの前では体の痛みや入院していたときの寂しさなどを率直に口にされていたのが印象的でした。別れ際、末盛さんの手を取られた美智子さまは、何度も『またね』とおっしゃり、再会を誓われたそうです」(宮内庁関係者)

 その4日後には、「ご夫妻の卒寿を祝う会」に出席されるため、霞会館(東京・千代田区)を訪問された。美智子さまにとって、手術後初めての外出だった。

「ご自身のお祝いですから、美智子さまは、なんとしても出席したいという思いで、無理を押されての外出だったのでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 上皇さまとの時間もご友人との時間もこれまで通りに──そうした美智子さまの思いを汲み取り、宮内庁は新たな体制を整え始めた。

 美智子さまは現在、仙洞御所で午前と午後の2回、欠かさずにリハビリを続けられている。

「車椅子生活で衰えた足の筋力を取り戻すためのリハビリは、決して楽なものではなく、相当の気力が必要です」(皇室記者)

 そのようななか、10月下旬、宮内庁は新しい車両の購入を決定した。

「車椅子のままで乗り降りすることができる福祉車両です。宮内庁が最後に福祉車両を購入したのは2010年ですから、実に14年ぶりのこと。タイミングからして、美智子さまのご移動のためと考えてまず間違いありません」(前出・皇室記者)

 美智子さまの車椅子生活は、宮内庁にとっても想定外の出来事だった。

「現在、美智子さまの外出には、暫定的にレンタカーのワンボックスカーが使用されています。これも車椅子のまま乗降できる車両ですが、日頃使われていた車と比べると、乗り心地には雲泥の差がありますし、“借り物”では気も落ち着きません。持ち前の忍耐力で痛みをしのがれている美智子さまが少しでも快適に移動できる特注の福祉車両、いわば『美智子さまの専用車両』の導入は当然のことだといえます」(前出・皇室記者)

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