《ドジャース世界一》大谷翔平が愛読した『MAJOR』作者・満田拓也氏からの祝辞「年齢を重ねて二刀流とどう向き合うかが興味深い」「クローザー・大谷も見てみたい」
NEWSポストセブン / 2024年11月11日 7時15分
ワールドシリーズを制覇したロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(30)は、二刀流をはじめとする野球界で前例のない活躍で「漫画のような男」と言われてきた。そんな大谷が愛読した漫画として取り上げられるのが、週刊少年サンデーの人気野球漫画『MAJOR』だ。作者の満田拓也氏(59)が本誌・週刊ポストのインタビューで、悲願の世界一を達成した大谷への祝福メッセージを寄せた。
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大谷選手が革命的なのは、野球で見たことのないシーンを見せてくれることですよね。日本ハムファイターズで二刀流に挑戦した頃から、「やることが漫画みたい」ということはメディアで騒がれていて、『MAJOR』の愛読者という情報も言われていたのですが、僕ははっきりしたソースが分からない(笑)。少しでも読んでもらっていたら嬉しいですね。
僕は昔から、素朴な疑問として「高校野球ではエースで4番がいるのに、なぜプロにはいないのか」と思っていて、『MAJOR』の主人公・茂野吾郎にも「オレが理想とする究極のプレーヤーは… 打って走って守れ── そして三振もとれるプロ野球選手さ!!」と言わせました。大谷選手も、野球のすべてを楽しみたい人だと思うんです。だから「漫画みたいな人」と言われてきたし、今年は投球も守備もできない代わりに「打つだけじゃなく、走ろう」と考えたんじゃないか。ピッチクロックとか、ルールの違いもあるので一概に比較はできませんが、盗塁でもイチロー選手のシーズン記録を抜きましたからね。
ワールドシリーズでもヤンキースにプレッシャーを与え、成績以上の存在感を放ったのは間違いありません。とくに今回、大谷選手はジャッジ選手と一緒に「ワールドシリーズの顔」となっていた。プレッシャーや責任感を背負ったことで、チームに好影響を与えていたと思います。
例えば、ポストシーズンを通して言えることですが、相手ベンチが警戒して、大谷選手の打席で左ピッチャーに継投する場面が多かった。すると、1番・大谷選手、2番・ベッツ選手の打席で3番のフリーマン選手が球筋を見極めることができますよね。ワールドシリーズ初戦のフリーマン選手のサヨナラ満塁ホームランも、直前の大谷選手の打順で左ピッチャーに交代していました。だから、大谷選手がフリーマン選手のMVP獲得に貢献した面もあると思うんですよ。
来年はピッチャーもやると、1番を打つかも分からないし、ドジャースの起用法が楽しみですよね。また新しい大谷選手のスタイルが見られる。右肘の手術明けなので過度な期待はよくないかもしれないけど、二刀流でサイ・ヤング賞を期待してしまいます。
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