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《”男子厨房に入らず””女子はお酌を”》今も息づく昭和の呪いに立ち向かうヒント『反応』ではなく『選択』を

NEWSポストセブン / 2024年12月1日 19時15分

○類似する呪いのフレーズ
「男なんだから我慢すべき」
「男子厨房に入らず」
「マッチョ」

「女子力が高いね!」

 「女子力と聞いて真っ先にイメージするものは、合コンや飲み会でのサラダの取り分け!昔はサラダ取り分けが女子力になると信じられていて、合コンに参加した女性同士でどっちがサラダを取り分けるかでフォークを奪い合う事件も勃発したほどです。今では逆に「あざとい」って思われちゃうみたいですね(笑)。

 女子力は明確な定義があるわけではなく、判断はまちまちです。外見だと、髪形やメイク、ファッション、お肌の手入れまで抜かりなくこなす。内面では決して出しゃばりすぎず、周囲へのきめ細やかな配慮も忘れず、それに加えて料理上手! 部屋はピカピカ! バッグの中がきちんと整理整頓されているのも大事なんだそうです。「ハードル高っっ!」と唸うなったのはおそらく私だけではないでしょう(汗)。全方位に完璧を求められるなんて、女子力ってまさに「無理ゲー」ですね。

 そもそも、女子という性別が理由であるだけで部屋をいつも綺麗でピカピカに保てるとは限らないし、料理がうまいとは限りませんよね(飲食業界には男性の料理人もいっぱい)。それなのに「実は料理が苦手で……」と婚活のご相談に来られるお客様はあとを絶ちません。性別に関係なく、掃除が好きな人、料理が得意な人、共感力が高い人はいます。それをわざわざ「女子力」に限定されることで重荷に感じる人もいるでしょう」

○類似する呪いのフレーズ
「(社長・偉い人)の隣に座って」「お酌は女性がお注つぎして」
「手酌はお嫁にいけないよ」「女性ならではの感性を期待してるよ」
「料理できるコはモテるよ」「細かい作業は女性が向いているね」
「やっぱり女子は共感力が高いから」「お茶出しは女性が」
「女の子なんだから部屋を綺麗にしなさい」

 その他にも、典型的な“昭和な呪い”が松尾氏の著書に掲載されているので、気になる方は是非、ご一読いただけたら。

 また、これらの昭和な呪いのフレーズに気づくことで、人間関係のストレスを回避できると松尾氏は語る。

 「気づくことができれば、“昭和な呪い”を乗り越え、自分の可能性をもっと広げることができます。反応ではなく選択する。「呪いに気づく」とサラッと書いてしまいましたが、実はここはとても重要なポイントです。呪いは、人からの要求や期待、固定観念を含んであなたのもとに飛んできます。その時、どう対応するかで今後の道が大きく分かれます。

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