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「日本人は大好きだけど、もう限界です…」『ハッピーケバブ』在日クルド人の社長が悲鳴、親日感情をへし折る"ヘイト行為"の実態「理由もないのにパトカーを呼ばれて…」「脅迫めいた電話が100回以上」

NEWSポストセブン / 2024年11月28日 18時15分

 SNS上だけにとどまらないクルド人に対するヘイト行為。タシさんは今の日本の状況に限界を感じているという。

「日本には思い出もたくさんあるけど、もう故郷のトルコに帰りたいという気持ちもあります。もちろん悪いことをするクルド人もいるけど、それはほんの一部。日本人だって犯罪する人はいるのに、なぜ『クルド人だ』というだけで、差別されなければならないのか……。

 一部のクルド人のせいで批判があることもわかっています。だからこの辺りのコミュニティに属している人は、改造車に乗ったりするクルド人を取り締まるためにパトロールなどもします。私は法人税だって数千万円払っているし、能登の震災の時はボランティアだってした。日本人の友達も多いし、大好きだけどこのままだともう日本にはいられないかもしれない」

 11月11日、在日クルド人の団体は裁判所に、団体の事務所付近でのヘイトスピーチなどの禁止を求める仮処分を申し立て、さいたま地裁は21日、事務所から半径600メートルの範囲でクルド人を侮辱するなどのヘイトデモを禁ずる命令を出している。これを受け日本クルド文化協会のチカン・ワッカス代表は「私達にとって大きな一歩であり、未来への希望を繋ぐものです」とコメントした。

 SNS上だけでなく、可視化されるクルド人へのヘイト問題。今後、どういった展開を見せるのか──。

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