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《靖国神社にトイレの落書き》日本在住の中国人被告(29)は「処理水放出が許せなかった」と動機語るも…共犯者と「海鮮居酒屋で前夜祭」の“矛盾”

NEWSポストセブン / 2024年12月4日 7時13分

検察官:「靖国神社に行ったとき、お参りしている人はいませんでしたか」

姜被告:「いました」

検察官:「そういう人が悲しむとは思いませんでしたか」

姜被告:「日本は1億3000万人の人。でも海が汚れたら80億人が悲しむ」

 処理水にこだわりを見せる姜被告。取り調べ調書によると、姜被告は『海洋汚染で海鮮料理を食べるのが恐くなった』と供述していたという。

検察官:「でも、AとBが来日した際、海鮮系の居酒屋で食事していますよね」

姜被告:「3~4か月、実際に食べませんでした。でも、一生食べないものだと思い、悲しみながら食べました」

 その後も処理水を理由とした動機を供述した姜被告。しかし、その抗議の姿勢が、なぜ靖国神社への汚損行為なのかということについては、最後まで言及されることはなかった。

 2013年に来日して以来、10年以上日本で生活していた姜被告。後編記事では、姜被告が日本人から受けたと主張する“パワハラ”の内容や、語った靖国神社への想いについて詳報する。

(後編に続く)

【プロフィール】
普通(ふつう)/1984年、東京都生まれ、大阪在住。裁判ライターとして年間約1,000件の刑事裁判を傍聴。事件規模に関わらず全国で傍聴を行い、X、YouTube、noteなどで発信している。その他、裁判への関心を高めるための傍聴の引率、大学での講義などを手掛けている。

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