上田健次さんインタビュー『銀座「四宝堂」文房具店』シリーズ誕生の裏側「本が好きな人はどんなことが好きなんだろう?と考えてこの作品に辿り着きました」
NEWSポストセブン / 2024年12月11日 17時15分
シリーズ第1作は18刷になり、5作目の刊行も予定されている。硯と幼なじみで近所の喫茶店「ほゝづゑ」の看板娘の良子との関係がこの先、どうなっていくのかも気になるところだ。
「四宝堂」の常連客で、貿易会社経営の正ちゃんのように、ある回の主人公が別の回にちらっと顔を出したりするのも楽しい。
ちなみに取材当日の上田さんは水色のシャツに紺のネクタイという作中の「宝田硯スタイル」で現れた。
愛用の文房具は30歳のときに両親から贈られたモンブランの万年筆。手入れをしながらいまも大切に使っているという。
【プロフィール】
上田健次(うえだ・けんじ)/1969年東京都生まれ。2019年、第1回日本おいしい小説大賞に「テッパン」を投稿。2021年、同作を加筆修正し作家デビュー。2023年、『銀座「四宝堂」文房具店』で第18回うさぎや大賞第1位、同年、三洋堂書店文庫アワード第2回「でら文芸」で第1位を獲得する。現在も大手日用品メーカーの役員と作家の二足のわらじを履く生活を送っている。
取材・構成/佐久間文子
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