《命を平等に扱う》杉良太郎「第三回杉友寄席」を開催、伍代夏子が訴えた「ペットとの同室避難」
NEWSポストセブン / 2024年12月14日 11時15分
「私たち落語家が、いちばん力が入るのが『杉友(さんゆう)寄席』。ここ紀尾井ホールは“寄席のカーネギーホール”と言われております」
高座に上がってマクラを振り始めた落語家の視線の先には、客席の最前列からステージを見上げる歌手で俳優の杉良太郎の姿があった。杉友寄席とは、杉が席亭を務める落語会。12月4日、東京・紀尾井小ホールで「令和版 杉友寄席」が催された。
なぜ、“令和版”と謳っているのか。杉が明かす。
「そもそもは昭和の時代、43年前のこと。私が時代劇『大江戸捜査網』に主演していた頃です。その時、共演していた古今亭志ん駒さんから若い落語家さんたちが高座に上がる機会に恵まれず、収入や稽古不足に陥っていると聞いて何か力になれないか、と。そこで落語に情熱のある若手を集めて『食えない噺家を励ます会』として自宅で寄席を開いたのが始まりです。その寄席を昨年復活させまして、“令和版”と付けているんですよ」
かつて杉邸で行われた寄席には、錚々(そうそう)たる顔ぶれが落語を聴きに集まったという。
「その当時は、十七代中村勘三郎さんや江利チエミさん、清川虹子さんといった皆さんがお客さんとしているものだから若手が緊張して“えぇ~”と言ったきり、下を向いて黙っちゃうんです。あの頃の噺家は純でしたねぇ。今ではすっかり大師匠になられて今日、43年ぶりにお会いしたら当時の面影が消え失せていた(笑い)」
そう語って古今亭志ん彌と林家正雀の顔をちらり。目が合うと懐かしそうに笑い合った。寄席では吉原朝馬、金原亭馬太郎、古今亭雛菊も高座に上がり、5名が落語を披露した。復活した令和版の杉友寄席では《落語を通して社会を良くしよう!》をスローガンに掲げている。この度3回目を迎え、昨年は特殊詐欺と健康をテーマに行われた。
「テーマがなければ個人的な趣味で寄席を開いているんだなと、思われてしまう恐れがある。今この時代に寄席をするならばその都度、社会性のある意義を持たせることが大事だと考えています。第1回は『詐欺を斬る』、第2回は『笑って健康落語』、今回は『防災』をテーマに災害時のペットとの同室避難を考える回にしました。大きな意義の元に落語家の皆さんが話芸を競い、お客さんにとっては笑いながら社会問題を考える場となる。落語を聴きに来て構えることがないから、スッと頭に入ってくるんですよ」(杉)
冒頭には杉の妻・伍代夏子が“愛犬家”として登壇。自身がアンバサダーとして推進する「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」の活動報告を行った。活動のきっかけは長年杉と続けている被災地支援だったと、伍代。
この記事に関連するニュース
-
アンバサダーの伍代夏子氏が第三回杉友寄席出演「ペットと一緒に受け入れてもらえる環境を今のうちから作っていきたい」
PR TIMES / 2024年12月9日 18時15分
-
第64回全国矯正展のステージイベントに、ピースワンコ・ジャパンの保護犬たちが出演しました!
PR TIMES / 2024年12月5日 16時45分
-
杉良太郎&伍代夏子がペットに感謝「ワンちゃんがいるとさらに夫婦の会話は弾みます」
東スポWEB / 2024年12月5日 0時4分
-
杉良太郎が防災テーマに寄席開催 伍代夏子も登場しペットとの避難への理解求める
日刊スポーツ / 2024年12月4日 22時17分
-
アンバサダーの伍代夏子氏が第64回全国矯正展 保護犬ステージに出演「殺処分や虐待などがない世の中にしていきたい」
PR TIMES / 2024年11月29日 18時0分
ランキング
-
1「炎上狙いなの?」藤本美貴がおせち料理に物申して批判殺到、“ご意見番キャラ”の危うさ
週刊女性PRIME / 2024年12月7日 13時0分
-
2千鳥・大悟「松っちゃんの話するしかない」…「酒のツマミ」で1年を振り返る
スポーツ報知 / 2024年12月13日 23時5分
-
3ニコラス・ケイジの日本人妻 結婚した理由明かす 「この人ならいいかなと思った」姿とは
スポニチアネックス / 2024年12月13日 23時7分
-
4元気象キャスター檜山沙耶 男子テニス西岡との結婚報道に「このような形で出るとは想像していなかった」
スポニチアネックス / 2024年12月13日 20時46分
-
5朝ドラ出演の28歳元アイドル、卵子凍結に失敗「甘くないと勉強になりました」
スポーツ報知 / 2024年12月13日 21時5分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください