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《能登地震から1年「1人で迎える元日」》震災で妻子を失った警察官「珠洲には辛くて帰れなかった、でも…」苦しみ、そして前を向き始めたきっかけ

NEWSポストセブン / 2024年12月26日 11時15分

 悲しみに正面から向き合い続ける大間さん。失ってしまった家族のために生き続けることは、時に「重荷」になるのではないか——そう問うと、大間さんは「ああ、それはないですね」と即答した。

「自分1人だったら、自分がしたいことをして終わりだと思うんです。そうじゃなくて、子供たちがきっとこんなことしたかっただろうな、とか、妻が好きだったなと考えると、自分が特にしたいと思ってないことでも“しよう”と思うんです。

 そういうことをすることで、自分だけでは感じられなかった世界や、気づけなかったことに気づける。それが、本当に僕の人生を彩ってくれているんです。だから、重荷に感じたことはないですね」

 最後にひとつ、聞きたいことがあった。1人の時間と向き合い続けた大間さんは、今後も1人で生き続けるのか。

「僕の人生が輝いたのは、妻と子供たちのおかげだった。子供は本当に宝物で、僕の人生は、子供に捧げてきたようなものだったんです。たくさん考えたんですが、頑なに、1人で生きていかなきゃいけない、というわけじゃないと思うようにもなりました」

 愛した家族と共に、大間さんの人生はまた新たな年を迎える。

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