《三船美佳が振り返る14歳でデビュー》優しい父・三船敏郎が人生で一度だけ激怒した日「当時の私はいじめに悩み、夢や希望も持てずにいました」
NEWSポストセブン / 2025年1月4日 10時58分
土曜朝の長寿番組『朝だ! 生です旅サラダ』(テレビ朝日系)に、約13年半にわたってレギュラー出演していたタレント・三船美佳さん(42)。“世界のミフネ”と呼ばれた俳優・三船敏郎の娘として、14歳で鮮烈なCMデビュー。いつも明るく笑顔を絶やさない姿の裏で、パニック障害などに苦しんだ。「セリフを覚えられない記憶障害」を克服し、今年11月には倉本聰原作・脚本で本木雅弘主演の映画『海の沈黙』に出演した。現在は大阪に拠点を置いて活動する三船さんに拠点にMBS(毎日放送)のインタビュールームで、話を聞いた。【全3回の第2回。第1回から読む】
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2013年に東京から大阪へ移住してきてから、今も大阪で暮らし、MBSの生活情報番組『住人十色~家の数だけある 家族のカタチ』で俳優・駿河太郎さん(46)とMCをさせていただいています。2012年から担当させていただいているので、もう10年以上。この番組に毎週出演させていただいていることも、大阪に移住したきっかけのひとつでした。ほかは関西のお昼の情報番組に単発でコメンテーターとして出演させていただいたり、イベントに呼んでいただいたり。関西での活動が多いですね。
それから、2024年11月公開の映画『海の沈黙』に出演させていただいています。倉本聰さん(90)の原作・脚本、本木雅弘さん(59)主演で話題になっていますよね。演出を手がけた若松節朗監督(75)と私の事務所の社長のご縁で、ご依頼いただいたんです。演技は久しぶり。2019年に舞台に出演しましたが、台本があって演技が求められる映画は2006年の『海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ』以来ですから。
子どもが4歳とまだ小さいので、なかなか演技のお仕事は受けにくい、というのもありますが、私にとって演技は勇気のいるお仕事でもありました。パニック障害などに苦しんだ2013年頃、私はセリフを何度読んでも覚えられない状態にありました。ちゃんとセリフを覚えて演じられるかな、みなさんに迷惑をかけないかな、と不安もありました。(『海の沈黙』で)私の役はスナックのママさん。ワンシーンだけですが、何とか、無事にやり終えることができたので、多くの方に観ていただきたいです。
バラエティーのお仕事はとっても楽しいので、バラエティーのお仕事もさせていただきながら、女優業のチャンスも少しずついただけたら嬉しいですね。『海の沈黙』では不安もありつつ、台本をいただいたらワクワクする感覚が懐かしく、自分ではない人の人生を生きるのっておもしろい、と改めて感じました。映画の現場の空気感も大好きですし。
「父・三船敏郎」との思い出
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