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《六代目山口組の恒例行事・餅つき》「来いって言ってんだろ!アホんだら!」山口組“八代目”候補が声を荒らげた…「緊迫の一瞬」 PCR検査必須の厳戒態勢

NEWSポストセブン / 2024年12月30日 16時15分

六代目山口組の餅つきに密着した

 強い寒気が日本列島に流れ込んだ2024年12月28日。六代目山口組が愛知県内にある傘下組織の事務所にて恒例の餅つきを行なった。

 朝7時。肌を刺すような寒さにもかかわらず、組の関係者が出入りするガレージ前には、愛知県警をはじめとした全国の警察、メディアが約50名集まり、鋭い視線を向けていた。六代目山口組の組員が乗車しているとみられる車両も、会場周辺を常に周回しており、いまだ分裂抗争下にあることを感じさせる。

「ご苦労さんです!」──取材班が現場に到着してすぐに山健組・中田浩司組長が姿を現す。赤いダウンにスウェット、スニーカーとスポーティな格好だ。警察、メディアが一斉にシャッターを浴びせるが、中田組長は意に介する様子もなく会場入りした。

「中田組長は2019年、神戸山口組に所属していた際(2021年に六代目に移籍)に六代目山口組系組員を銃撃したとして殺人未遂の罪で逮捕されましたが、2024年10月に神戸地裁で無罪判決が下され釈放されたばかり。分裂前は直参組長ではなかったので、餅つきの参加は初。12月13日に行なわれた組の恒例行事『事始め式』でも注目度は高かった」(実話誌記者)

 その後も新井錠士(章友会会長)、薄葉政嘉(平井一家総裁)、吉村俊平(吉川組組長)ら直参組長が続々と会場入りする。今回も手にはPCR検査の結果証明書と思わしき紙を手にしている。

「『事始め』ではPCRで陽性反応が出た直参組長が急遽、帰宅させられたという話を聞いている。六代目山口組からすれば見えない敵への脅威は変わらないようだ」(同前)

餅つきの現場でも「警察VS山口組」

 2023年はガレージのシャッターが下半分開放されていたが、今回はシャッターこそ降りていないものの、事務局長の篠原重則(若林組組長)の指示のもと、隙間なくブルーシートが張りめぐらされている。

「警察対策でしょう。2023年の餅つきで、警察はプロパンガスの運搬方法が国の技術基準に反していたとして篠原組長を逮捕しています。警察も直参組長から情報を得るために餅つきを監視して逮捕する機会を伺っているので、六代目山口組としても神経をとがらせている」(同前)

 8時42分ごろ、突如事務所が慌ただしくなる。鉄の板が入っていると見られる“防弾カバン”を持った組員が出てきて、弘道会の野内正博若頭も外に。野内若頭は2023年も餅つきの現場指揮を担っている。分裂抗争のなかで功績を上げ、弘道会若頭に昇格している。

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