《「臓器売られる覚悟」「薬を盛られ意識が朦朧…」》タイ国境付近で“消える”日本人女性たち「森林で裸足のまま保護」
NEWSポストセブン / 2025年1月13日 7時15分
現場は中国人スタッフが仕切っており、「周りは薬中ばかり」(当時の投稿より)だったという。その後、女性はなんとか日本に帰国できたものの、当時の心情として、「本当に臓器売られる覚悟決めた」「現地には誰も味方なんていなくて、(不法入国時などの)賄賂の請求額も何百万だったし、これがトラウマで海外出稼ぎをやめました」などとXに投稿していた。
筆者がこの女性に取材を申し込んだところ、当時のタイへの出入国記録のほか、仲介役とのチャットアプリでのやり取りを確認させてもらうことができた。
やり取りからは、仲介役も現地側の対応に困惑している様子がみられ、そうしたリスクを把握していないにも関わらず、女性たちに海外売春をあっ旋している現状があるようだ。
日本の外務省は2023年4月、「ラオスの危険情報」を更新し、「高額な報酬等の好条件を提示してラオスに渡航させた後、実際には自由を拘束し違法活動に従事させるという、外国人を被害者とする求人詐欺が多発しています」と説明。「こうした状況に陥った場合、治安当局による救出や解決が容易ではない事情があります」と注意を呼び掛けている。
海外では、警察の間で汚職が蔓延しているような国もあり、助けを求めても対応してもらえないことも決して珍しくない。リスクの高すぎる出稼ぎ売春に足を踏み入れそうになったら、“海外で日本の常識は通用しない”ということを思い出すべきだろう。
(取材・文/泰梨沙子)
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