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《無罪主張》田村瑠奈被告が求めた両親とのディスカッション…ノコギリ購入も「殺害計画は知らなかった」【ススキノ事件公判】

NEWSポストセブン / 2025年1月16日 7時15分

 一方で、弁護側は、修被告は殺害計画を事前に把握していなかったとして、以下のように無罪を主張している。

「物品購入時に殺害計画は知らなかった。修被告と瑠奈被告は量販店でよく買い物をしており、化粧品や雑貨、日用品、お菓子など20点以上買うことが珍しくない。修被告は特に何も言うことなく、瑠奈被告がどんどんカゴに入れる」(弁護側の主張)

 弁護側の観点では、自宅に頭部があると知りながら生活をしていたことは死体遺棄ほう助にあたらず、撮影も死体損壊ほう助にあたらないという。

「(両親は)遠くないうちに逮捕されると気づき、わずかな時間をこれまで通りに過ごすことに決めた。修被告が自宅に遺体があるまま生活していたことは、死体遺棄ほう助にあたらない。瑠奈被告が頭部を持ち込んだ時点で、犯罪は終了している。また、撮影自体も死体損壊ほう助にあたらない。撮影までに瑠奈被告はいくつも損壊行為をしており、撮影中、修被告は一言も瑠奈被告に声をかけておらず頭部にも触れていない、物理的にも心理的にも(死体損壊を)促進させたと言えない」(弁護側の主張)

 ノコギリやナイフなどの物品を購入した際、修被告は、それらが犯行に使用するものだと知っていたのか。ひいては、殺害計画を事前に把握していたのか。そして、撮影行為は“遺体損壊をほう助した”と言えるのか。いずれ裁判で決着がつくだろう。

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