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【70億円補強の巨人・激しいポジション争い】「レフト岡本」で外野のレギュラー候補は9人、丸が控えに回る可能性 捕手も飽和状態、小林誠司は出番激減か

NEWSポストセブン / 2025年2月8日 7時15分

「甲斐がコーチ役として岸田や大城にリードや捕球、ブロックなどの技術を教えるならチーム力は向上するが、甲斐がメインで試合に出ると岸田や大城の成長が止まります。特にせっかく育ってきた岸田は試合経験を積むことが大事なので、甲斐と岸田の2人体制にするなど育成にも力を入れるべきではないか」

 小林は昨季、菅野智之(35)との「スガコバ」コンビで最優秀バッテリー賞を獲得したが、「菅野のメジャー移籍で、使いどころが難しい」(前出のスポーツ紙デスク)と出番が激減しそうだ。

 各ポジションが満席状況の一方、ポッカリと抜け落ちたのが投手陣。1995年にヤクルトからFAで巨人に移籍した広澤克実氏はこう言う。

「本来、巨人が補強すべきは先発でした。にもかかわらず中日から守護神のマルティネス(28)を獲得。大勢(25)とバッティングしている。これではモチベーションは上がらないし、補強にビジョンが見えない」

 今オフ、巨人は投手陣の目玉として楽天を退団した田中将大(36)を獲得したが指揮官の期待度は決して高くないようだ。

 スポーツ報知の新年インタビューで、阿部監督は田中について〈先発ローテーションの6番目くらいに入って1年間、ローテーションで回ってほしい〉としている。

「昨季15勝でリーグMVPの菅野の代わりどころか先発6番手と評価が低く、赤星優志(25)、高橋礼(29)、横川凱(24)らと先発ローテの当落線上で争うことになり、ローテから漏れる可能性も十分にある。春季キャンプでは調整が本人に一任される『S班』に入ったが、どこまで早めの調整を進められるか次第です」(前出・スポーツ紙デスク)

 こうした巨人の現状について、城之内氏は言う。

「V9を達成した川上(哲治)巨人はピンポイントで選手を獲得して、その都度、レギュラーに刺激を与えました。阿部巨人のように確たる狙いも見えないまま手当たり次第に選手を獲るのとは大きく違う。キャンプで全ポジションを競わせたうえで、各ポジションをある程度固定できるかどうか。それができなければ、日本一は遠くなります」

 激しい競争にビジョンがなければ、大補強が逆効果となりかねない。

※週刊ポスト2025年2月14・21日号

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