1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

ギャンブルで106億円“溶かした”大王製紙前会長・井川意高が分析する水原一平被告(40)が囚われた“ひりひり感”「手をつけちゃいけないカネで賭けてからがスタート」【量刑言い渡し前の提言】

NEWSポストセブン / 2025年2月5日 17時13分

 渋々引き受けた井川は、その時点での報道内容をベースに、自身の見解を語った。編集された動画の時間は約14分間で、大谷に対しては「人生のデッドボールを避ける選球眼を身につけるきっかけになればいいんじゃないかと思います」とエールを送った。

「どれだけ神様に愛されてるか試す」

「動画をアップしたら3日間で再生回数が160万回を超えたんです。少し飲み代を稼がせて頂きました。まあ、一平さんが負けた額なんてかわいいもんですよ。私の知っている人だって、1回行く度に20億円負ける実業家もいますし、トータルで3桁億円負けているような人はたくさん知っています」

 冗談混じりに語る井川だが、自身もまた、ギャンブルにおいてジェットコースターのような人生を歩んできた。

 井川がギャンブルの入り口に足を踏み入れたのは小学生の頃だ。家族麻雀のメンツに組み込まれたのがきっかけで、いつの間にかギャンブル好きになった。初めてカジノで遊んだのは1997年ごろ。オーストラリアのゴールドコーストへ3日間の家族旅行で訪れ、知人の誘いでカジノへ足を運んだ。その時に初挑戦したバカラで、種銭の100万円が2000万円に“化けた”のだという。

 井川のカジノ通いが本格化したのは、その約5年後のことである。2007年6月に大王製紙の社長に就任してからは、勝負の仕方がエスカレートした。賭けるのは、もっぱらバカラだ。

「麻雀とかポーカーは自分の腕が出るのですが、バカラは自分がどれだけ神様に愛されているかを試すゲームなんです。勝つか負けるかは運しかないですから。勝てば神様の機嫌が良かったねっていう、そういうゲーム」

 バカラは「バンカー」と「プレーヤー」のそれぞれに置かれた2枚のカードの合計下1桁が「9」に近いかを予想して賭けるカードゲームだ。その魅力を井川はこう力説する。

「ギャンブルは、二択が最も“シビれる”んです。コイントスと同じ。我々ギャンブラーの間では、コインを投げて表か裏を選び、外した側が自分の頭を撃ち抜くというルールでやるギャンブルが一番シビれると言われています」

 同じ“シビれる”でも、カネをつぎ込むギャンブルの場合は、「絶対に手をつけてはいけないカネを賭けてからが本当のギャンブル」だと井川は強調する。韓国などのカジノでは、ひと張り(ひと勝負の賭け金)で最大5000万円まで賭けるという。

「このお金を失ったらもう終わりっていうお金が3億円があったとします。それが負け続けてあと1000万円、あと100万円と減っていき、そこから大勝ちして2億5000万円まで戻したとする。実際には5000万円負けているのですが、『生き残れた』っていう感覚がシビれるんです」

水原被告にとって「最も手をつけてはいけないカネ」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください