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《欧州サッカー界のトラブル男》首に赤い薔薇、右手に謎の日本語…全身タトゥーの“赤い悪童”(36)がコカイン密輸疑惑で逮捕

NEWSポストセブン / 2025年2月11日 7時15分

ベルギー・サッカー元代表でコカインの密輸に関与した疑いで逮捕されたラジャ・ナインゴラン(Xより)

 一流スポーツ選手と反社会勢力の“接点”は、日本国内でもしばしば話題になる。ただ、世界に目を向けると上には上がいるようで……。

“赤い悪魔”と恐れられるFIFAランキング世界8位のベルギー・サッカー代表。イケイケの選手が集まるメンバーの中でも、特にトラブルメーカーとして知られた元代表、ラジャ・ナインゴラン(36)が南米からのコカインの密輸に関与した疑いで逮捕され、ヨーロッパのサッカーファンの間で衝撃が広がっている。

「現地メディアによると、ベルギー警察は1月27日、国内の約30か所の建物を対象にした一斉捜索を行い、2.7キロのコカイン、銃火器、防弾チョッキなどを押収。これらの不法な輸入や販売といった組織犯罪に関与したとして、ナインゴランを含む合計16人を同日逮捕、ベルギー検察庁は翌日に起訴しました。

 過去には、2016年に、ナインゴランのプライベートジェットを扱う会社のビジネスパートナーの1人が、レバノンの国際テロ組織ヒズボラの命令で1100キロのコカインを輸送し米国で有罪判決を受けるなど、ナインゴランと“裏社会”との関わりを示唆する事件も起きていました。

 逮捕後の尋問を経て、現在ナインゴランは条件付きで釈放されたと報じられているものの、いまだ事件の全貌は明らかになっておらず、次の裁判の日程なども発表されていない状況です」(在欧州ジャーナリスト)

 ナインゴランは首元に彫られた赤いバラなど、全身タトゥーまみれということでも有名だ。右手には謎の日本語「イーヴ」と彫られていることを知っている日本人もいるだろう。

 2006年にプロデビューし、サッカー界で華麗なるキャリアを歩んできた。積極的にゴールを狙う闘争的なミッドフィルダーとして知られ、ベルギー代表としては全30試合に出場し6得点をマーク、ワールドカップにも出場した。代表以外にもイタリア・セリエAの名門、インテルなどを渡り歩き、逮捕の5日前には現在所属するベルギー2部のロケレン・テムセに加入したばかり。

 入団会見では「私にとってお金は一番大切なことではない。私はサッカーのためにやっている」と決意を話し、デビュー直後にコーナーキックからのゴールを挙げ、華々しい活躍を見せていた。当初から関係者からの期待は大きかっただけに、事件後、クラブの担当者は「推定無罪を尊重し、コメントはできない」と記者に対しても詳細は語らなかった。

 もっともナインゴランの悪童ぶりは今に始まったものではない。前出のジャーナリストが話す。

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