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「将来の天皇」というプレッシャーに耐えられるのか…悠仁さまの「東大進学断念」報道で心配されること

プレジデントオンライン / 2023年8月16日 9時15分

第47回全国高校総合文化祭「2023かごしま総文」のパレードを観覧される秋篠宮さまと長男悠仁さま=2023年7月29日、鹿児島市 - 写真=時事通信フォト

■姉妹と違って情報が非常に少ない

われわれは秋篠宮家長男、悠仁さんのことをどれだけ知っているだろう。秋篠宮悠仁さんは悠仁親王(ひさひとしんのう)という。現在筑波大学附属高校の2年生。9月になると17歳になる。

中学時代は卓球部、高校ではバドミントン部に所属していて、見かけより“マッチョ”で、身長は180センチある秋篠宮とほぼ同じだというからかなりの長身である。

私はメールをやるぐらいで、ツイッター(現X)もFacebookもやらないから、悠仁さんについての情報のほとんどが週刊誌だが、この程度で非常に少ない。

私たちの時代、悠仁さんの年頃には「思春期」だ「反抗期」だといわれたが、悠仁さんにそういった時期があったという報道を見たことはない。

芯の強い眞子さんや活発な佳子お姉さんたちの陰に隠れて、こういっては失礼だが、やや線が細いように見えるのが心配ではある。

眞子さんはニューヨークで新婚生活を謳歌し、佳子さんも皇室からの「脱出」を考えているといわれるが、今のところ動きはないようだ。

そこで週刊誌のターゲットは、大学受験をひかえている悠仁さんに向けられたようである。

■初の地方公務で見せた表情に家の“不和”が…

週刊新潮(8月10日号)は、初の地方公務で見せた悠仁さんの表情に、秋篠宮家のさまざまな“不和”が映し出されているのではないかと報じている。

7月29日に行われた「2023かごしま総文」には、全国から約2万人の高校生が参加したという。

「この祭典には例年、秋篠宮ご夫妻やお子様方も臨席なさってきました。昨年は東京で催され、ご夫妻とともに悠仁さまがご出席。総合開会式やパレードをご覧になっています」(宮内庁担当記者)

今回は悠仁さんにとって記念すべき初めての地方公務となったわけだが、直前に思わぬアクシデントに見舞われたという。

「同行される予定だった紀子さまが24日夕刻に発熱、新型コロナウイルス感染が判明し、ご訪問が見送られたのです。秋篠宮さまは3回、悠仁さまは2回のPCR検査を受けられ、いずれも陰性と判明したため、予定通りお成りになりました」(同)

かくして皇位継承順位1位と2位という2人のお出ましとなったのだが、そのため鹿児島では、ただならない警備体制が敷かれていたという。

■まるで“心ここにあらず”といった様子

パレードではマーチングバンドなどが約600メートルを行進し、秋篠宮は終始にこやかだったというが、

「悠仁さまは緊張もあってか、表情の変化が窺えませんでした」(現地で取材した記者)

そのため沿道からは「本当にあんな感じなのね」との声も上がったといい、

「悠仁さまはパレードで各校の先頭がご自身の前に差し掛かると拍手をなさるものの、ほどなくやめてしまわれ、ただ静かに行進を見つめておられました」(同)

その姿は、まるで“心ここにあらず”といった様子だったという。

さすれば懸念されるのは、悠仁さんの今後の成長であろう。

「7月19日、宮邸にパラグアイからの来日客を招いて懇談なさった際には、秋篠宮ご夫妻や佳子さまの笑顔とは対照的に、悠仁さまの“無表情”が際立っていたとも報じられました」(宮内庁関係者)

「悠仁さまは小室さんの問題に直面され、ようやく沈静化したと思ったら今度は佳子さまの“別居問題”が尾を引いている。ご両親やお姉さま方が世間の批判を浴び続けているという現実は十分に理解なさっているとはいえ、数年にわたって続いているのですから、ご心中はいかばかりかと拝察いたします」(同)

■国民の前に出ることに積極的ではない?

家族問題カウンセラーの山脇由貴子氏がこう指摘する。

「“将来の天皇”という重圧と向き合われている悠仁さまに、秋篠宮様がどのようにお心構えを説いておられるのかは窺えず、悠仁さまがご公務に際し『なぜ自分はこの場にいるのか』と、お気持ちの調和がとれていない可能性もあります。ご一家への批判が続くような状況下では『それなら家族をロールモデルとしないほうがいいのではないか』と、悠仁さまが思われても不思議ではありません」

子供の頃、悠仁さんには友達がいないため、秋篠宮家に仕えている人たちが、悠仁さんと遊んでやっているという報道があった。

現在は部活動もやっているようだから、友人たちとの交流はあるのだろうが、過去に机の上に刃物を置かれた事件などが起き、悠仁さんの警護は相当厳しくなっているはずだから、放課後に友達たちと自由に語らうという時間はなかなかもてないのだろう。

日差しが差し込む伝統的な学校の教室
写真=iStock.com/tiero
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/tiero

さらに女性自身(8月15日号)によれば、「秋篠宮ご夫妻は、悠仁さまが国民の前に出られることにあまり積極的ではないようにお見受けするのです」(ある宮内庁関係者)

こうした育て方がいいとは思えないのだが、小田部雄次静岡福祉大学名誉教授もこういっている。

■新しい家の自室が以前より広がった理由

「一般国民の日常の現状を知ることもなく、その生活水準からかけ離れた特別な待遇のなかで生活し、それが当然だと思うようになってしまっては、国民の心が皇室から離れてしまいます」

30億円以上をかけて改装した秋篠宮邸だが、当初から眞子さんや佳子さんが一緒に住む予定はなかったためか、悠仁さんの部屋はこれまで8畳ほどだったのが、女性自身によれば、悠仁さんの“恒久的”な部屋は、「1.5倍から2倍ほどになっているのではないでしょうか。ちなみに17歳当時の天皇陛下のお部屋は8畳の洋間と報じられていましたから、悠仁さまのお部屋は異例の広さ」(宮内庁関係者)という。

宮内庁の発表によれば、小学校のころからトンボの生息調査などを熱心に続けており、昆虫標本をつくり続けてきたという。それを置くスペースも必要になり、部屋も広くなったのではないかといわれているようだ。

部屋が広くなることが決して悪いというつもりはないが、広くて快適な自室を持つと、そこにいる時間が長くなり、外に出て国民と触れ合う機会がますます減ってしまうのではないだろうか。

■女性自身は「東大進学を断念」と報道

悠仁さんは、母親・紀子さんのたっての望みで「初の東大出の天皇」を目指しているとこれまで報じられてきた。

しかし、女性自身(8月22日・29日号)は、仰天情報を報じている。

「紀子さま(56)東大は断念……」。進学先を変更したというのである。

女性自身の見立てによると、

「確かに悠仁さまは、地方ご公務にも同行され、部活動にも参加されているなど、最難関大学を目指す高校生としては余裕も感じる夏休みを過ごされている」

さらに、「東大に入る方法としては受験するほかに、学校推薦型選抜制度もあります。しかし、その両方ともが国民からの批判を集めるリスクが高いといえます」(宮内庁関係者)

堂々と全国の学生たちと競って東大に入れば、多くの国民から「よくやった」という声があがるはずで、リスクなどないと私は思う。たしかに彼が合格することで1人の不合格者は出るが、そこまで気にする必要はないのではないか。

将来の天皇になる悠仁さんが、受験などという競争の場に身を置くことをするべきではないという見方もあるようだが、私は、ゆくゆくは天皇になるのだから、日本一難しいといわれる東大受験を実際に経験することは、たとえ落ちたとしても、天皇になった時役に立つのではないだろうか。

■東大の代わりに浮上した大学は…

しかし、推薦入学はいけない。筑波大学附属高校に入った時、提携校進学制度を利用したが、この制度は悠仁さんのためにつくられたのではないかと批判された。東大進学にも推薦制度を使えば「特別待遇」だと批判されるのは間違いない。

姉の佳子さんが、新居ができたにもかかわらずそこには移らず、御仮寓所で一人暮らしをしていることが発覚して以来、秋篠宮家に対する批判はさらに強くなっている。

「そのような状態で、悠仁さまの東大ご入学を強行すれば、批判は筑附ご進学とは比べることができないほど激しいものになることは目に見えています。紀子さまとしても悠仁さまのお心をお守りするためにも、計画を見直さざるをえなかったのでしょう」(宮内庁関係者)

東大でなければどこに? 女性自身は、東京農業大学だというのだ。

私は偏差値で学校の持っている力を推し量るのは好きではないが、一応の目安として両校を比較すると、東京大学の偏差値は70~72.5、東京農業大学の偏差値は40~52.5。ちなみに学習院大学は52.5~57.5だそうである。

その上、7月12日にボクシング部に所属する学生とその知人が、大麻取締法違反容疑で逮捕されている。警視庁はボクシング部の寮を捜索、さらにもう一人の学生が営利目的で大麻を所持していたとして逮捕されているのだ。

まるで日大アメフト部のような不祥事が起きていて、悠仁さんが入るには問題が多いのではないか。

■「親に人生を決められてしまう」と鬱憤が爆発しないか

ではなぜ東京農大なのか? 実は、ここは秋篠宮家とはゆかりの深い学校なのである。

「秋篠宮さまは、‘08年に東京農大の客員教授に就任されました。’16年の創立125周年式典では、お言葉も述べられています。

また紀子さまの弟で、悠仁さまにとっては叔父さまである川嶋舟さんも東京農業大学農学部デザイン農学科で准教授を務めています。秋篠宮家と関わりが非常に深い大学における一連の逮捕劇は、悠仁さまご入学に備えた教育環境の“浄化作戦”ではないのかともみられているのです」(宮内庁関係者)

女性自身は、父親が客員教授を務め、悠仁さんの好きな昆虫の研究もできる農学部はうってつけだというが、果たしてそうだろうか。

もしそうだとしたら、東京農大には附属中学と高校があるのに、最初からそこにしないで、筑波大附属にしたのはなぜなのか。

失礼ないい方になるが、東大に入るための推薦がもらえそうにないからだとしても、なぜ、学習院ではなく東京農大なのか。もしそうだとしたら、国民に説明してほしいものである。

秋篠宮夫妻は、悠仁さんへの帝王教育をどうしているのかも、国民に説明する必要があるのではないか。

親の思惑で自分の人生を決められてしまうのは嫌だ、そう悠仁さんは心の中で思っているとしたら、どこかでその鬱憤(うっぷん)が爆発しないだろうか。

■一方、姉の眞子さんは夫と白昼デート

秋篠宮家が世間の批判を浴びるようになったのは、長女の眞子さんと小室圭さんの結婚問題がきっかけだが、ニューヨークでの新婚生活を謳歌している2人にも、何やら不穏な影がさしていると、週刊女性(8月22日・29日号)が報じている。

「英紙『デイリー・メール』が小室さん夫妻のデート姿を報じました。現地時間7月25日、ふたりはマンハッタン南部に位置するウェストビレッジ地区へ。平日の昼間ですいていたのか、カジュアルファッションを扱う店を訪れ、ショッピングを満喫していたそうです」(皇室担当記者)

ニューヨーク・マンハッタンのグリニッジビレッジ地区を行き交う人々
写真=iStock.com/deberarr
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/deberarr

指を絡ませる“恋人つなぎ”で街を闊歩(かっぽ)したり、路線バスの中で圭さんが眞子さんの肩に手を回して抱き寄せたりする、ラブラブぶりが掲載されていたようだ。

だが、平日の真昼間、デートしているというのはちょっと気になる情報である。

在米ジャーナリストは、こういう。

「圭さんは今年6月、『企業法務』チームから『世界貿易と国家安全保障』チームへ配置転換されましたが、早くも“窓際族”の予備軍になっていると、もっぱらの噂です」

■新設の広報室を通じて説明するべきではないか

圭さんの所属している12人のチームのうち、9人はワシントンD.C.勤務。理由は「アメリカの首都で政府機関が集まるワシントンのほうが効率的に働けるから。ニューヨーク勤務の圭さんは、オンラインでのやりとりが主となり、あくまでも補助的な役割だと思います」(法曹関係者)

先の在米ジャーナリストはこう見ている。

「新しい部署に異動したころから、小室さん夫妻のデート姿が頻繁にキャッチされるようになりました。

これは、圭さんが同僚弁護士との競争から降り、“もはやノルマが課されなくなっているからでは”と囁かれています」

だが、年間1000万円以上がなくなるといわれる物価の高いニューヨークでは、眞子さんが蓄えていたといわれる皇族費1億円も、数年で消えてしまうかもしれない。

競争の激しいビジネスの世界では、仕事も苛烈だが、それに見合う報酬が約束されているはずだ。だが、そうしたビジネスマンには、昼間、妻と遊んでいる時間はないはずだ。

真昼間にデートし、抱擁しているかのような写真を秋篠宮夫妻が見たら、どんな感想を漏らすのだろう。

秋篠宮主導でつくられたという広報室がせっかくあるのだから、次女・佳子さんが新居に移らなかった理由や、悠仁さんの進学問題などについて、広報室を通じて、秋篠宮は説明するべきではないだろうか。

秋篠宮は自らの“言葉”によって国民を納得させられるのか。それを一番注視しているのは悠仁さんかもしれない。

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元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、近著に『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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(ジャーナリスト 元木 昌彦)

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