高齢糖尿病患者生活向上プロジェクトがスタート シニアの「隠れ低血糖」是正に向け患者・医師双方へ啓発 実態把握のため 10,000 人大規模調査を実施
PR TIMES / 2012年10月31日 14時17分
日本臨床内科医会(東京都千代田区、会長:猿田享男)は、高齢患者の糖尿病治療における血糖コントロールで見落とされがちな低血糖リスクの軽減を主目的とした「高齢糖尿病患者生活向上プロジェクト(スマイルプロジェクト)」を、2012 年 11 月 1 日より実施いたします。なお、本プロジェクトのサイエンティフィックアドバイザーとして門脇孝教授(東京大学大学院医学系研究科 代謝栄養病態学(糖尿病・代謝内科学))と横手幸太郎教授(千葉大学大学院医学研究院 細胞治療内科学)にご協力いただき、日本医師会にご後援いただきます。
高齢糖尿病患者生活向上プロジェクト(スマイルプロジェクト)は、低血糖リスクの軽減や食後高血糖の改善を含む、より質の高い血糖コントロールの啓発を通じて、高齢糖尿病患者の暮らしの質を向上させ、笑顔で明るい日常生活を送っていただくことを目的とした医療提案プロジェクトです。活動内容として、以下 3 項目を予定しております。
1.高齢 2 型糖尿病患者を対象とした 1 万人大規模調査「SMILE STUDY」
2.医療従事者への啓発を目的とした「座談会・講演会」
3.患者さんへの啓発を目的とした「啓発資料の配布」
今回実施する 1 万人大規模調査「SMILE STUDY」は、高齢糖尿病患者を対象として実施する、
低血糖に関する実態調査とより質の高い血糖コントロールを目指した調査研究です。この調査で
は、医師が記入する調査票を用いて調査を実施いたします。2012 年 11 月より 2 年間で
1,000~1,500 施設において合計 1 万例の調査を実施、その後解析を予定しています。
■隠れ低血糖とは
通常、低血糖が起こると「冷や汗」などの軽度な自覚症状から、患者さんは低血糖であること
を自覚し、医師へ相談することができます。しかし、高齢患者では、軽度な低血糖の症状が日常
生活での疲れや歳をとったことで起こる症状と類似しているため、見逃されていることがよくあ
ります。このように、見逃されてしまう軽度の低血糖が「隠れ低血糖」です。従来、高齢患者で
は軽度の低血糖状態は現れないために、突然、重度の低血糖で意識障害などが起こることが問題
になっていました。しかし、実際には多くの高齢糖尿病患者において軽度な低血糖の症状は起こ
っています。その症状に注意することが、より安全な治療と質の高い血糖コントロールにつなが
ります。
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