ワールド北青山ビルでPOP-UP型百貨店「246st MARKET」を開催 10日間で2,000名が来場
PR TIMES / 2019年9月26日 22時40分
株式会社ワールドは、グループを挙げたインキュベーション活動の一環として、注目のスタートアップブランド 15ブランドを集めたPOP-UP型百貨店『246st MARKET(ニイヨンロク ストリートマーケット)』を、9月14日(土)~23日(月・祝)の10日間、ワールド北青山ビル(港区北青山3-5-10)で開催しました。期間中には、2,000名を超える来場者が訪れ、クリエーターとの交流や買い物を楽しみました。
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一般オープンに先駆け、9月13日には関係者を対象とした内覧イベントを開催。ワールドの代表取締役 社長執行役員の上山健二は挨拶で「ワールドでは、2年前から北青山ビルを一つの媒体として、業界、企業、個人を超えて双方向でコミュニケーションする場として考えている。今期はクリエーターズサポートプログラムをスタートし、ビルの地下1階に縫製機器を配し、ワールドの専門職人材と若手クリエーターが刺激し合いながら自由に創作活動ができるラボを開設した。246st MARKETをはじめ、現在行っている様々な取り組み全てが緩やかな形で繋がり、北青山ビルが多くの人が自然と集うコミュニティスペースになっていくよう今後も力を入れていきたい」と述べました。同日に行ったトークショーでは、開催に関わったメンバーにより、今回のプロジェクトのコンセプトが語られました。
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ニューヨークで目にしたポップアップショップから今回のポップアップ型百貨店のヒントを得たというファッション・クリエィティブ・ディレクターの軍地彩弓氏は、「今は消費者が『なぜ買うのか』、『どう買うのか』を意識するようになってきた。良い物に出会って長く使い続けるという姿勢は、商品・ブランドのストーリー性を伝えて販売をするD2Cブランドに対する追い風になっている」と語りました。
出店ブランド「iwaigamiの吉岡芳明氏も、「今年はD2Cブランドに対する注目が高まっており、今後主流になっていくのではないかという予感がしている。作っている人がお客様とダイレクトに繋がり、ニーズに応える商品を作っていくということは本質的なビジネスと言える」と話し、「場所を固定しないポップアップ型店舗はD2Cと非常に相性が良い」と、デザインされた什器を利用できるシステムへの期待を語りました。
建築家の百枝優氏がこのプロジェクトのためにデザインしたリユース可能な什器は、屏風型の側板とフレキシ ブルな棚板の組み合わせでできており、収納時は屏風のようにコンパクトに折り畳むことができるため、15店分の什器が4トントラック1台で運搬可能となりました。開発・設計にあたっては、軍地氏から提案された「鴨長明の 方丈庵のように移動できるもの」そして「畳む」という日本文化の採用ということと合わせ、「普段はリアルな空間を持たないブランドがリアル店舗を展開するという企画に対し、平面から空間に変化するフレキシブルな什器を表現できると面白い」と考えたそうです。さらに、30、45、60、90、120という建築の基本となる角度とサイズを用いることで、組み立てやすさと端材を出さない工夫によりサステナブルが実現されています。
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246st MARKETでは、各店舗のスタッフ不在時にはQRコードでネットショップに誘導するというシステムも導入しました。店舗で展示しきれないアイテムを紹介することもでき、出店者、利用者ともに好評で、実際に多くの方が 利用しました。業界全体の課題である人材不足に対しても一つのソリューションを提案した形となります。会期中には 多数のデペロッパーも視察に訪れ、ポップアップ型百貨店の導入に大きな関心が寄せられました。ワールドは今後もこういった取り組みを継続し、ファッション業界の総合サービス企業グループとして、業界の活性化に貢献していきます。
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